2024年10月24日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その651)

 


「(ボクは、日本の『プロ野球』のことなんか全く興味ないんだ。『プロ野球』なんか、『MLB』とは比べようもないものだ)」


と思うビエール・トンミー氏の脳裏に、ホームランを打った後、『確信歩き』をする背番号『17』の選手の姿が浮かび、友人のエヴァンジェリスト氏に向け、キツイ、キツイiMessageを送った。



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「あんなあ、ワテ、日本の『プロ野球』大っ嫌いやねん。『MLB』の脚が長うて格好のエエ選手たちに比べ、日本の選手の格好悪いこというたら、あらへんで」

「個人の感想です」

「それに何より、あの『ピーヒャラ、ピーヒャラ』応援してるんが、煩そうて敵わんで」

「『ピーヒャラ、ピーヒャラ』が、ええんじゃないねえ。来年にでも、一緒に神宮球場に『ヤクルト X カープ』の試合でも見行くかいねえ。ほしたら。『ピーヒャラ、ピーヒャラ』でみんなと、『コーゾノ!』とか『スーエーカネー!』とか歌うとるで」

「ああ、それはそうかもしれへんな。ワテ、その場の雰囲気に流されやすいさかいな」

「けど、もう、『鈴衛』も『白濱裕太』も試合には出てこんけえね」

「そりゃ、残念やな。いや、ちゅうか、なんでワテが、興味もあらへん。日本のプロ野球の話なんかしてんのや。話を逸らすんも、エエ加減にしいや」

「何、云うんねえ。アンタこそ、<問題は、『スエズ運河』>云うた後、『スズエさん』とかなんとか、訳の分らんこと云うてきたんじゃないねえ。アンタ、『フーシ派』でワシの疑問を解消してくれるんじゃないん?」

「ああ、せやったな。アンサンの疑問、解消したるで。『フーシ派』は、『紅海』なんかを通る船舶を攻撃しとるんや。『海賊』みたいなもんやな」

「おお!海賊かあ!」



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「(しまったあ!また余計な一言を云ってしまった!)」


と、ビエール・トンミー氏は、『あ~あ』という形に自らの口を開いた。


(続く)






2024年10月23日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その650)

 


「(そうなんだ。最近は、プロ野球でも、自分が『ソッチ』の方であることを隠さないのか)」


と、ビエール・トンミー氏が、指を絡めて睦み合う2人の男の姿を思い描いていると、友人のエヴァンジェリスト氏から謎のようなiMessageが入った。



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「『鈴衛』は、謎なんよ」

「『鈴衛』?あ、ああ、そのカープの選手か団体職員のことか?」

「『由宇の妖精』と云われたんよ」



「『鈴衛』はんの『お相手』は、『由宇』はんなんか?『由宇』はんにとって、『鈴衛』はんは、『妖精』みたいな存在なんやな。『鈴衛』も珍しい苗字やけど、『由宇』も珍しい名前や」

『お相手』?なんか淫靡な感じの云い方するのお。まあ、『カープ』で引退した後も、その後、『阪神』でもブルペン捕手になったけえ、いろんな投手の『お相手』なんは確かじゃけど」

「おお、いろんな投手の『お相手』なんか?」

「アンタ、やめんさんいや、オゲレツな感じの云い方するんは。アンタ、『鈴衛』のことをなんか勘違いしとるんじゃないん?『鈴衛』は、『カープ』に捕手として11年間在籍したけど、殆ど二軍暮らしで、一軍で出場したんは、2試合だけで、それも2試合とも代走じゃったんよ(その内、一試合はマスクもかぶったけど)。でも、兎に角、11年間、クビ(戦力外通告)は受けんかった珍しい選手なんよ。で、『カープ』の二軍の本拠球場があって二軍の練習施設のある『由宇町』におる珍しい『生き物』いうことで、『由宇の妖精』と云われたんよ」

「知らんがな、そないなこと」

「『鈴衛』の後には、『白濱裕太』が、『新・由宇の妖精』と云われたんよ。『白濱裕太』は、『鈴衛』よりは一軍に出たけど、でもほんの少しで、それでも19年間もクビ(戦力外通告)にならんかったんよ」

「ああ、ヤメレ、ヤメレ。どうでもエエ情報や」


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「(ああ、くだらん話を聞かされてしまった)」


と、ビエール・トンミー氏は、辟易感から両眼を閉じ、首をあごから左右に振った。


(続く)






2024年10月22日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その649)

 


「(でも、そういえば、『石川ひとみ』って名前、聞いたことがあるような気もする。確か、『♩津軽海峡御~』とか歌っるんじゃ….)」


と、ビエール・トンミー氏が、よくは知らぬ女性演歌歌手の姿を朧げながらにイメージしていると、その想像を掴み取ってくるようなiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏が送ってきた。



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『アンタ、まさか、『石川ひとみ』のヒット曲は、『津軽海峡冬景色』のはずじゃ、とでも思うとるんじゃないじゃろうねえ?」

「知るかいな。な~んとも思うとらへんし、『♩津軽海峡御~』とか歌ってもおらん」

「ふふ。『♩津軽海峡御~』とか歌うとらんかったんじゃね」

「んむ。ああ、そう歌うとらへん」

「ほいじゃあ、『♩ゆ~ぐれのまちーかーどお』と歌うとるん?」

「知るかいな。意味不明や」

「『石川ひとみ』のヒット曲の『まちぶせ』じゃないねえ」

「それがなんやねん?」

「『スエズ運河』と聞いて、ワシが、『スズエ』はんがどしたん、とボケをかますだろうと先回りした、云うたけえ、なんか、『待ち伏せ』されとるように思うたんよ。で、『まちぶせ』いうたら『石川ひとみ』じゃけえ、『石川ひとみ』みたいな真似しんちゃんなや、と云うたんよ」

「ほんま、回りくどい奴っちゃなあ」

「何、云うんねえ。アンタこそ、<問題は、『スエズ運河』>云うた後、『スズエさん』とかなんとか、訳の分らんこと云うてきたんじゃないねえ。ワシ、『カープ』の『スズエ』のことを、アンタ知っとるんか、と訊いとったのに」

「は?『カープ』の『スズエ』はん?『カープ』にオナゴの選手がおったんか?いや、そないな訳あらへんな。『カープ』の球団職員か?どうでもエエけど」

「いや、『スズエ』は、役割から『女房』とは云われるかもしれんけど、男じゃ。股間の中を見たことないけど」



「男なのに『女房』?ああ…」


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「(ああ、そういうことかあ)」


と、ビエール・トンミー氏は、得心し、大きく頷いた。


(続く)






2024年10月21日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その648)

 


「(だけど、予防措置とはいえ、『スエズ運河』から『スズエさん』なんて、恥ずかしい。アイツに毒されてしまってる)」


と、ビエール・トンミー氏が、満足から反省へと心を動かしていると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、自らが取った予防措置が逆効果であったことを思い知らせるiMessageが入ってきた。



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「いやあ、アンタが、『スズエ』さんのこと、知っとるとは思わんかったのお」

「ちゃう、ちゃう。『スズエ』はんいう人なんか、知ってへん。『スエズ運河』と聞いて、アサンが、『スズエ』はんがどないしたんや、とボケをかましてくるやろ、と先回りしたんや」

「なんねえ、アンタ、『石川ひとみ』みたいな真似しんちゃんなや」

「おりゃ、また、訳ん分らへん名前だしてきたで。あれやろ、その『石川ひとみ』はん、『石川ひとみ』は芸名で、本名は『石川すずえ』とでもいうんとちゃうか?」

「いや、確かに、『石川ひとみ』は芸名じゃけど、本名は、今は、『山田ひとみ』らしいんよ」

「今は?」

「結婚前は、本名も『石川ひとみ』じゃったんよ。でも、『山田直毅』と結婚したけえ、今は、『山田ひとみ』なんじゃと。『山田直毅』いうんは、ギタリストで作曲家、編曲家なんじゃと。でも、『山田直毅』のお母さんは、有名な浪曲師の『天津羽衣』じゃったんじゃと」

「いらん情報や」

「で、ケツロンから云うと、『待ち伏せ』なんよ」

「どこが、『ケツロンから云うと』やねん」

「ああ、『ケツロン』まで行き過ぎたんかもしれんねえ。すまんのお」

「指の先っぽも、『すまん』とは思うてへんくせに」

「『ケツロン』の少し前から云うと、『石川ひとみ』のヒット曲が、『待ち伏せ』じゃったんよ」



「意味不明」


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「(アイツ、ボクがゲーノー界のこと、詳しくないと知ってるくせに)」


と、ビエール・トンミー氏は、相手の意向を無視して、こちらに眼も向けず、自分のペースでゲーノー界を語るアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏を苦々しく思う気持ちから、口の中まで苦さが充満してくるのを感じた。


(続く)






2024年10月20日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その647)

 


「(アイツ、ボクの『失言』を何年前の『プロの旅人』から探し出してきたのか知らないが、他人の隙を突いてくる執念は異常だ)」


と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏が、パソコン(MacBook Pro)の画面に向かい、必死で過去の『プロの旅人』の記述を探す様を想像していると、エヴァンジェリスト氏から冷静なiMessageが届いた。



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「での、問題は、アンタが『変態』なことじゃのうて、『アンサール・アッラー』なんよ」

「ああ、そやで。『アンサール・アッラー』のことは、知らへんけど」

「そうなんじゃね。すまん、すまん。アンタ、本当に、『アンサール・アッラー』のこと知らんのんじゃね。ワシ、アンタことじゃけえ、『アンサール・アッラー』のことは知っとると思うとったんよ」

「やから、ずうーっとそう云うてるやないか。なのに、なんで、アンサン、その『アンサール・アッラー』のことに拘んのや?」

「じゃって、アンタが、<アンサン、『フーシ派』知ってるか?>云うたけえよ」

「確かに、そうは云うたけど、それがなんやねん?」

『アンサール・アッラー』は、『フーシ派』の正式な呼称なんよ。『フセイン・バドルッディーン・フーシ』師が中核になったじゃそうじゃけど、その師が、イエメンの治安当局に殺されて、『フーシ派』と呼ばれるようになったじゃそうじゃ」

「そないなこと、普通の人間は知らへん。アンサン、そのこと知っとって、『アラーの使者』のことなんかに話を持っていきとうて、必死でデジタル・ハンターしたんやろ」

「アンタこそ、なんで『フーシ派』のことなんか、云うてきたん?」

「おお、そこやったな。それはやな、アンサンが、<『希望峰』を回ってくる、いうんは、意味不明なんよ>と云うたきたからや」

「ワシ、そう云うたけど、アンタ、『フーシ派』でワシの疑問を解消してくれるん?」

「ああ、解消したるで。ええか、問題は、『スエズ運河』。あ、ここで、<『スズエさん』がどないしたんや?>とか、ボケるんやないで」



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「(機先を制しておかないと)」


と、ビエール・トンミー氏は、自らが取った言動に満足し、自室で独り椅子に座ったまま、大きく頷いた。


(続く)






2024年10月19日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その646)

 


(オゲレツであいつに負けても、ぜんぜ~ん、悔しくない。いくらでも土下座してやるさ)」


と、ビエール・トンミー氏が、お白洲で土下座する罪人を見下ろすお奉行のように、自室で椅子に座ったまま、そこには誰もいぬ床に視線を落としていると、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から、反抗のiMessageが入ってきた。



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「ふん!」

「なんや、なんか怒ってんのか?」

「何をまあ、白々しい。ワシに『敵わん』いうても、全き悔しさのない『敵わん』じゃろうがあ」

「ああ、悔しゅうはあらへんで」

悔しいどころか、アンタ、ワシをバカにしとる」

「ある意味では、感心しとるけどな」

「『感心』と書いて、『馬鹿にする』と読むんじゃろうがあ!」

「さすが文學修士はんやで。そこんとこも敵わんわあ」

「ほいじゃったら、文學修士的に云うで。アンタ、『ワテは変態だか助兵衛ではない』と云うたけど、性的なもんへの関心が凄く強い、もしくは、性的な行為を必要以上に好んでするもんのことを『助兵衛』いうんよ」

「ああ、まさにアンサンのことやな」

「で、『変態』は、常人とは異なる嗜好を持って、或いは、常人とは異なるやり方で、性的なもんへの関心を持ったり、もしくは、性的な行為をするもんのことなんよ」

「いや、『行為』はせえへん…もう、できひん…」

「どしたん、段々、声が小そうなったで。まあ。要するに、『変態』も、『助兵衛』いうたら『助兵衛』じゃけど、常人とは違う『助兵衛』いうことなんよおね。云うてみたら、『変態』は上級の『助兵衛』なんよ」

「『上級』?いや、そないな言葉に騙されへん」

「じゃけえ、ワテは変態だか助兵衛ではない』云うんは、『詭弁』なんよ」

「ちゃう、ちゃう、ちゃうでえ!ワテは、変態やけど助兵衛やあらへん!ワテ、絶対、アンサンみたいな『助兵衛』やあらへん!」

「そりゃ、ワシなんかよりずっと『上級』の『助兵衛』じゃけえね」

「そないな意味やあらへん!」

「まあ、そお、悲観しんさんなや。アンタ、自分の『体』が云うこときかんけえ、『上級』の資格がないと思うとるんじゃろうけど、『行為』にまで及ぶことができんでも、アンタくらい異常な『嗜好』をもっとれば、立派な『上級』の『助兵衛』じゃ。アンタ、『「いんもー」の知識をフルに生かして「春草マイク」で熱唱したい』と思うたじゃないねえ。実際に、『「春草マイク」で熱唱』せんかったじゃろうけど、『「春草マイク」で熱唱したい』と思うただけで、立派な『上級』の『助兵衛』じゃ!」



(参照:【緊急独占告白】「総てを語ろう」ゲス先輩、後輩(ゲス元・議員)との関係を赤裸々告白



「ちゃう、ちゃう、ちゃうう!」


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「(畜生!余計なことを口走ってしまっていた!)」


と、ビエール・トンミー氏は、自らが、かつて、ゲスな元議員が、六本木の高級クラブで『おっぱいマイク』をしたことを受けて、『インモー』にかけた『春草マイク』なるものを、友人のエヴァンジェリスト氏へのiMessageで送ったことを強く後悔した。


(続く)






2024年10月18日金曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その645)

 


「(だけど、『詭弁家』なんて、アイツの方だ。)」


と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏がぶつけてきた無礼なな言葉を、それをそのままエヴァンジェリスト氏に返そうかと思っていると、エヴァンジェリスト氏は、突然、今度は、妙な言葉をiMessageをぶつけてきた。



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「『新宣言』!」

「はあああ~ん???」

「『ワテは変態だか助兵衛ではない』」

「んんむ…?」

「覚えあるじゃろ。アンタの言葉じゃ。アンタが、『新宣言』と謳うて、ワシに送ってきた言葉じゃ」

うっ…」

「『これまでアンサンから何度も聞いた下ネタ話も、つくづく自分の凡庸さにガッカリりしてるで』」

「ああ…」

「まだ続くけえ。『ワテには到底理解できないアンサンの性癖についての熱いトークに、ただだだ圧倒されるばかりで、そこにはワテの入り込む余地はないで』」

「そ、そ、それがなんや、なんやねん!?」

「ちょこっと解説が必要じゃろうのお、一般の読者には」

「何が、『一般の読者には』!そないなん関係あらへん」

「ケツロンから云うと、アンタあ、ワシのオゲレツ話が、全然、理解できん、と云うとりんさるんよ」

「ああ、せや、せや、せやで」

「アンタ、ワシのオゲレツ話が全然、理解できん自分は、情けない奴じゃ、オゲレツでは、ワシに敵わん、と云うとってなんよ」

「ああ、そん通りや。オゲレツに関しては、アンサンはピカイチじゃ。ワテなんか、足元にも及ばん。その点に関しては、アンさんに土下座やな」



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「(それは、本当だ。オゲレツに関しては、アイツに敵わん)」


と、ビエール・トンミー氏は、余裕の卑下を、両方の頬骨を浮かび上がらせることで示して見せた。


(続く)






2024年10月17日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その644)

 


(それに、ボクの『アレ』はもうすっかり老いて、いつも萎みきっているから、長さなんか測るもんか!)」


と怒りながら、ビエール・トンミー氏は、『怒り』を忘れた自らの『アレ』に寂しげな視線を落とした時、友人のエヴァンジェリスト氏から、もう話は済んでいたかと思われる男の名前を出すiMessageが入ってきた。



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「『谷豊』も『ターバン』を巻いとったかどうかは知らんけど、ドラマの『アラーの使者』は、『ターバン』を巻いとったじゃろ?」

「やからあ、ワテは、ドラマの『アラーの使者』も知らへん、云うてるやろ。『アラーの使者』が、『ターバン』を巻こうと、クダを巻こうと、どうでもエエねん」



「あののお、アンタともあろうお人が、何を云うん?『アラーの使者』は、文字通り、『アラー』の使者じゃろうけえ、ムスリム、つまいrイスラム教徒じゃろうけえ、お酒は飲まんけえ、クダは巻かんのんよ」

「アンサン、そうやって、他人をケムに巻くんや」

「要するにの、『ターバン』巻いとるんは、主に、インドか中東で、インド系の『タイガー・ジェット・シン』は関係ないけえ、となると、『アラーの使者』の舞台となっとっる『カバヤン王国』は、中東いうことなんよ」

「ああ、そうでっか。で、それがなんやちゅうねん。『カバヤン王国』が中東にあろうと、カバの生息地のアフリカにあろうと、どうでもエエ」

「『アンサール・アッラー』は、『アラーの使者』と訳してもええかもしれんのに、『どうでもエエ』んね?」

「また、『アンサール・アッラー』かいな。それも知らへんのや」

自分から云い出だしといて酷いのお」

「ワテから、云い出だした?」

「アンタ、ワシに、<アンサン、『フーシ派』知ってるか?>、て云うたじゃないね」

「ああ、それは云うたで。けど、その『アンサールなんちゃら』のことは云うてへんで」

「ああ、『詭弁家』のアンタらしいのお」

「なんやてえ!なんぼ50年来の友だちやあ、云うても、云うてエエこととアカンことがあるでえ!」


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「(まあ、アイツの無礼な発言は、今に始まったことじゃないんだが)」


と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の発言に一旦は、怒りを爆発させたものの、直ぐに冷静さを取り戻した。


(続く)






2024年10月16日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その643)

 


(盗賊の話をしているけど、盗人猛々しいとは、アイツのことだ!)」


と、ビエール・トンミー氏が、トボけた顔で盗人被りをしているアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の姿を想像していると、エヴァンジェリスト氏から、近い記憶を呼び覚ませるiMessageが届いた。



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「そう、『ターバン』なんよ」

「そういうたら、確か、アンサン、『ターバン』のこと、云うてたな」

「ほおよね。アンタが、どんどん話を逸らしていくけえ、分らんようになとったけど、ワシ、ヒントとして、『ターバン』を出したんよ。思い出したかいねえ?」

「でも、なんのヒントやねん?」

「ありゃ、そこんとこ、もう忘れたん?『ミスター・メモリー』の異名を持つ記憶力抜群のアンタらしゅうないで」

「ああ、わて、興味ないことには記憶力を発揮せんのや」

「アンタ、『カバヤン王国』に興味ないん?」

「ああ、あらへん。ちーともあらへんで」

「『カバヤン王国』が、『アラーの使者』の舞台になっとるのに、興味ないん?」

「なんか、『アラーの使者』のことも、アンサン云うてたようやけど、そもそも『アラーの使者』に興味あらへんのや」

「ほんまヒドイでえ、アンタ。元々、アンタが、『アンサール・アッラー』のこと、話そうとしたんじゃないねえ」

「いや、ワテが云うたんは、<アンサール・アッラー』?なんや、それ?>やで」

「で、結局、アンタ、『カバヤン王国』がどこにあるんか、分らんのん?

「なんで、そこに話を戻すんや?そないなこと知らへん、云うたやろ」

「『カバヤン王国』がどこにあるのか、いう問いのヒントは、『ターバン』じゃ、云うたじゃろ」

「どうでもエエがな」

「『ターバン』を頭に巻くんは、主に、中東かインドじゃろうがあ」

「それがなんや、ちゅうてんねん」

「なんか冷たい云い方じゃのお。アンタが、好きな『タイガー・ジェット・シン』は、インド系カナダ人じゃけえ、『ターバン』を巻いとるじゃろうに」

「別に好きな訳やあらへん。『タイガー・ジェット・シン』なら知っとる、いうだけのことや。アンサンに教え込まれたさかいな。けど、『タイガー・ジェット・シン』いうことは、『カバヤン王国』はインドにあんのか?インドにあったんか?」

「アンタ、ほんましっかりしてえや。アンタ、『ミスター・メモリー』じゃのうて、『ミスター・目盛り』で、自分の『アレ』の長さばかり測っとるんじゃないん?」



「アッホンダラあ!オゲレツはヤメレ、云うてるやろ!」


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「(アイツ、それでもなくても、訳の分らないことを云っているのに、そこにくだらんオゲレツ・ギャグが入ってくると、もうワヤクチャだ)」


と、ビエール・トンミー氏は、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏について、自分の部屋でおもちゃを手当たり次第に触っても放り投げる幼子をイメージした。


(続く)






2024年10月15日火曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その642)

 


「(あ!警戒するあまり、ついつい余計な想像をしてしまった!)」


と、ビエール.トンミー氏が、釈迦の手の上の乗った自らの孫悟空の姿を消すように、iPhone14 Proを持たぬ左手をパラパラと払った時、友人のエヴァンジェリスト氏から、屈辱的なiMessageが入った。



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「アンタ、そうやってまた話を逸らすんじゃけえ」

「いや、アンサンやったら、やりかねんことを云うただけや」

「何云うとるん!ワシは、『谷豊』は盗賊じゃった、云うとるのに、アンタあ、『谷豊』は、『正しい者に味方する』人じゃ、云うてくるんじゃけえ」

「アンサンが、『谷豊』はんいうお人のことを『水谷豊』と勘違いさせるようなこと云うてきたからやないか。それに、なんで『谷豊』はんのことを話さなあかんねん?」

「じゃって、『ハリマオ』は、『谷豊』じゃけえよね」

「ああ、『怪傑ハリマオ 』の正体が、『谷豊』はんやったんか」

「違うで」

「は?アンサン、また滅茶苦茶やで。アンサン、たった今、『ハリマオ』は、『谷豊』はんや、云うたばっかりやで」

「そうでえ。『ハリマオ』は『谷豊』じゃけど、『怪傑ハリマオ 』の正体は『大友道夫』じゃけえ」

「あんなあ、ワテ、頭痛うなるで」

「ケツロンから云うとのお、ドラマ『怪傑ハリマオ 』のモデルになったんは、『ハリマオ』と呼ばれた実在の人物『谷豊』なんよおね」

「何が、『ケツロンから云うと』や!『ケツロンから云う』んやったら、はなからそう云うたらええやないか」

「いや、ワシは『怪傑ハリマオ 』のことを話そうとしたのに、アンタが、<『ハリマオ』は、正義の味方やないか>と云うてきたんよ」

「うっ…」

「『怪傑ハリマオ 』は、『三橋美智也』が歌う主題歌の通り、正義の味方じゃけど、『ハリマオ 』こと『谷豊』は、盗賊じゃったんよ。まあ、どうやら、『谷豊』は、マレーで中国人の暴徒に妹を殺されたことに怒って、盗賊になって金持ちの中国人とかイギリス企業を襲う盗賊になったけど、人に危害は加えんし、奪った金品の一部を貧しい人に分け与えた、まあ、『ロビン・フッド』みたいな『義賊』みたいでもあったけえ、ただ、盗賊じゃったいうことじゃのうて、じゃけえ、『怪傑ハリマオ 』のモデルになったんじゃろうけどのお」



「なんや、せやったら、『怪傑ハリマオ 』でも『ハリマオ』でも、どっちゃでもエエやないか」

「そうなんよ、どっちでもええんよ」

「は、は、はあ~ん!?!」


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「(此の期に及んで、アイツう!)」


と、ビエール・トンミー氏は、痛くなる程に、強く強く奥歯を噛み締めた。


(続く)






2024年10月14日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その641)

 


「(いやいや、どうでもいいんだ、『リアップ』なんて。もう話が逸れてきているぞ。何を話してたんだったか…?)」


と、ビエール・トンミー氏が、iPhone14 Proを持たぬ左手で自らの後頭部を叩いて、元の話のテーマを出そうとしていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、ヒントなiMessageが入ってきた。



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「アンタ、なんで、『豊さん』が発毛剤・育毛剤のCMに出とるんじゃろう、と思うとるんじゃないん?」

「あ、そうや!『リアップ』は、発毛剤・育毛剤や!」

「『リアップ』は、発毛剤・育毛剤じゃけえ、アンタ、髪の毛を『豊』(ゆたか)にするいう意味で、『豊さん』にCM出てもろうとる、と思うとるん?」

「あ!思い出したで!『水谷豊』はんや!アンサン、知り合いでもあらへんのに、『水谷豊』はんのことを気安う『豊さん』と呼んでんのや。『石原裕次郎』のことを『裕さん』と呼んでたみたいにな」



(参照:【突撃取材】『ガルウイング』は、あなたに?



「ほいじゃったら、『右京』さんと呼ぼうかあ?」

「『右京』でも『左京』でも知ったこっちゃないで」

「そうなんよ。ワシは、『豊さん』は関係ない、と云うとるんじゃけえ、ワシが、『豊さん』演じる『杉下右京』の後任の『袖下左京』になるとかいう噂を流さんで欲しいんよ」



[参照]


【後任】「いや、ワタシではない、多分。新相棒は


【愛棒】冠城亘はボクだったはずだ!


【曲がったことが嫌いな男】石原プロに入らない?入れない?[その78]



「知るかいな。アンサン、こないして、関係ないことをヤメレと云いながら、その関係ないことばっかし話ししていくんや。もうその手には乗らへんで」

「そりゃ、そうじゃろう。ワシ、お釈迦様じゃあないんじゃけえ」



『ああ、まさにその手には乗らへん。アンサン、ワテを孫悟空にして釈迦の手の上の乗せたアイコラでも作るつもりやろ」


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「(アイツ、油断も隙もない奴だからな)」


と、ビエール・トンミー氏は、着ているパジャマの襟を正して、襟の隙間から何者も入れぬようにした。


(続く)






2024年10月13日日曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その640)

 


(???でも、なんだ?....聞いたことがあるような….『右京』?)」


と、ビエール・トンミー氏が、思い出せないものを思い出す為の仕草として、自室で椅子に座ったまま、右斜め上の虚空を凝視めた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、耳慣れたようなそうでもないような言葉を含むiMessageが届いた。



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「『豊さん』は、関係ないけえ」

「『豊さん』?,,,んんん、『豊さん』?」

「『豊さん』は、正義の味方、つまり、『正しい者に味方する』人じゃけえ」

「あ、ああ、その『谷豊』はんのことか」

「違うよおねえ。でも、『豊登』でも『三波豊和』でもないけえね」

「あは?なんか、おんなじようなやり取りしたような気がするで、アンサンと。でも、結局、『豊さん』が誰か、アンサン、明かさんままやったんとちゃうか?話をどんどん逸らすいうか、派生させていくさかいなあ」



[参照:チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その467)



「あ、ほうじゃった?」

「読者の皆さんも、消化不良になっとるんとちゃうか?」



「そりゃ、いけんのお。読者の皆さん、『太田胃散』でも飲んでもらわんといけんねえ」

「あんなあ、そないな話やないねん。アンサンが、態とボケとんは知っとるけどのお」

「ほうじゃろうのお。『豊さん』が出とるCMは、『リアップ』じゃけえ」

「『リアップ』?それ、なんか、聞いたことるで」


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「(あ~ああ、聞いたことあるぞ、『リアップ』。栄養ドリンクじゃあないしい…)」


と、ビエール・トンミー氏は、文字通り、消化不良な感覚に襲われ、思わず、iPhone14 Proを持たぬ左手で、鳩尾辺りを抑えた。


(続く)