2017年12月24日日曜日

「Windowsですか?」(その32)[流涎のビエール・トンミー氏]



「どうでもいいから、教えてよ!シテよお。入れてよお!

JANAのスチュワーデス(CA)の言葉がビエール・トンミー氏の頭に、いや股間に響いていた。

「そうだ。『入れる』のだ!ふふ。『いきなりPDF』を彼女のPCに『入れて』上げる為に、彼女の部屋に行くだけなのだ。ふふ」

ビエール・トンミー氏は、北叟笑んだ。

その時であった。

「ドドーンッ」

機体が揺れた。大きく揺れた…….






「うぐっ!.....」

何かが自分の体に飛んで来た。胸が圧迫された。

しかし、痛みはなかった。衝撃はあったが、飛んできたものは柔らかいものであった。何か芳しい香りもした。その香りは、ビエール・トンミー氏の頬のすぐ横から漂ってきていた。

「ごめんなさい……」

女性の声であった。ビエール・トンミー氏の耳元で呻くように吐かれた言葉であった。

女性は、ビエール・トンミー氏の頬につけていた顔を上げた。

あのスチュワーデス(CA)であった。

「大丈夫?」
「ええ……」

機体が大きく揺れ、スチュワーデス(CA)は、ビエール・トンミー氏の体の上に飛んできたのだ。

スチュワーデス(CA)は、前方席の方に行ったはずであったが、という疑問も一瞬生じたが、ビエール・トンミー氏は、自身の体の異変に気付き、それをどう誤魔化すかということの方に気は行った。

スチュワーデス(CA)は豊かな胸をビエール・トンミー氏の胸につけていた。顔は、ビエール・トンミー氏と頬摺りよせる形になっていたのだ。

そして、下半身もビエール・トンミー氏の下半身にぴったり重なっていた。

「ま!........」

スチュワーデス(CA)は頬をピンクに染めた。ビエール・トンミー氏の股間の異変に気付いたのだ。

「いや、これは……..」
「いいの……..ふふ」

ビエール・トンミー氏は、間近にスチュワーデス(CA)の濡れた唇を見た。股間の異変は増大した。

「す、すご……」

スチュワーデス(CA)は唇を尖らせ、ビエール・トンミー氏の唇の方に寄せようとした。



『こ、こ、これは、事故だ。機体が乱気流にでも巻き込まれ、大きく揺れた結果なのだ、不可抗力だ。…..妻よ、すまん!』

ビエール・トンミー氏は、目を閉じ、彼もまた唇を尖らせた。

その時であった。

「ドドーンッ!ドドーンッ!ドドーンッ!」

機体がまた揺れた。今度は、もっと大きく、何回も揺れた…….



(続く)



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