2017年12月29日金曜日

「Windowsですか?」(その36)[流涎のビエール・トンミー氏]



「でも、キッチリ、『いきなり』入れてくれたでしょ。ふふ」

JANAのスチュワーデス(CA)は、JANAホテルの豪華な部屋の応接セットの椅子に脚を組んで腰掛けて、不敵な笑みを浮かべて、そう云った。

「ゴクッ!」

ビエール・トンミー氏は、スチュワーデス(CA)が裸体に巻いたバスタオルから出された美脚に、思わず再び、唾を飲み込んだ。

しかし、美脚の側のテーブルの上に、ノートPCがあり、その横に『いきなりPDF』のパッケージの箱が置いてあった。

「は!?そうか、そうだったのか……」






合点がいった。

ビエール・トンミー氏は、自分のマムシが『頑張った』らしいのにその記憶がなかった。

しかし、『頑張った』記憶がないのも無理はなかったのだ。

「よく眠ってたわ。頑張ったから疲れたのね。ふふ」

スチュワーデス(CA)は、ベッドで目覚めたビエール・トンミー氏にそう声を掛けたのであった。

「あ・り・が・と、『いきなり』入れてくれて….ふふ」

と、裸体にバスタオルを巻いたスチュワーデス(CA)に云われ、

「ゴクッ!」

と、ベッドに自身も裸で横たわったまま、唾を飲み込みもしたが、ビエール・トンミー氏は見たのだ。

スチュワーデス(CA)が、バスタオルからのぞかせた美脚を組んで座る椅子の横のテーブルの上に、見たのだ。

そこには、ノートPCがあり、その横に『いきなりPDF』のパッケージの箱が置いてあった。

「どうでもいいから、教えてよ!シテよお。入れてよお!」

スチュワーデス(CA)にそう云われ、そうだ、自分は、彼女のノートPCに『いきなりPDF』を『入れて』(インストールして)あげたのだ。

そうだ、きっとそうなのだ。その記憶がある訳でもないが、マムシをアソコに『挿れた』のではなく、WindowsのノートPCに『いきなりPDF』を『入れて』あげただけなのだ。



だから、自分のマムシが『頑張った』らしいのにその記憶がなかったのだ。

残念な気持ちも強かったが、ホッとした。

「俺は、妻を裏切ってはいなかったのだ!」

ビエール・トンミー氏は、自身のマムシをシーツの下で優しく撫でた…..


(続く)



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