2017年12月25日月曜日

「Windowsですか?」(その33)[流涎のビエール・トンミー氏]



「ドドーンッ」

機体が大きく揺れ、JANAのスチュワーデス(CA)が、ビエール・トンミー氏の体の上に飛んできた。

スチュワーデス(CA)は豊かな胸をビエール・トンミー氏の胸につけていた。顔は、ビエール・トンミー氏と頬摺りよせる形になっていた。

「大丈夫?」
「ええ……」

下半身もビエール・トンミー氏の下半身にぴったり重なっていた。

「ま!........」

スチュワーデス(CA)は頬をピンクに染めた。ビエール・トンミー氏の股間の異変に気付いたのだ。

ビエール・トンミー氏は、間近にスチュワーデス(CA)の濡れた唇を見た。股間の異変は増大した。

「す、すご……」

スチュワーデス(CA)は唇を尖らせ、ビエール・トンミー氏の唇の方に寄せようとした。

そして、ビエール・トンミー氏も、目を閉じ、彼もまた唇を尖らせた。

その時であった。

「ドドーンッ!ドドーンッ!ドドーンッ!」

機体がまた揺れた。今度は、もっと大きく、何回も揺れた…….






「うっ!......」

自分の呻き声で、ビエール・トンミー氏は目を覚ました。

「生きている……」

ホッとした。

そうだ、乗っていたJANA機の機体が大きく揺れたのだ。

「俺は、何処にいるのだ?」

身の周りを見た。

ベッドサイドのナイト・テーブルにJANAのメモ用紙が置いてあった。

「ベッドサイド?」

その時初めて、自分の体に目を落とした。

裸体をシーツで包んでいた……..



ホテルだ!自分は、ホテルにいる。JANAホテルだ。

一体、どうしたのだ?乗っていたJANA機の機体は、大きく揺れたのだ。

覚えているのは、そこまでだ。

……..その後、どうなったのか…….墜落でもしたのか?.....でも、自分は生きている…..

「あら!?起きたの?」

女性の声が聞こえた。


(続く)



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