「ドドーンッ」
機体が大きく揺れ、JANAのスチュワーデス(CA)が、ビエール・トンミー氏の体の上に飛んできた。
スチュワーデス(CA)は豊かな胸をビエール・トンミー氏の胸につけていた。顔は、ビエール・トンミー氏と頬摺りよせる形になっていた。
「大丈夫?」
「ええ……」
下半身もビエール・トンミー氏の下半身にぴったり重なっていた。
「ま!........」
スチュワーデス(CA)は頬をピンクに染めた。ビエール・トンミー氏の股間の異変に気付いたのだ。
ビエール・トンミー氏は、間近にスチュワーデス(CA)の濡れた唇を見た。股間の異変は増大した。
「す、すご……」
スチュワーデス(CA)は唇を尖らせ、ビエール・トンミー氏の唇の方に寄せようとした。
そして、ビエール・トンミー氏も、目を閉じ、彼もまた唇を尖らせた。
その時であった。
「ドドーンッ!ドドーンッ!ドドーンッ!」
機体がまた揺れた。今度は、もっと大きく、何回も揺れた…….
「うっ!......」
自分の呻き声で、ビエール・トンミー氏は目を覚ました。
「生きている……」
ホッとした。
そうだ、乗っていたJANA機の機体が大きく揺れたのだ。
「俺は、何処にいるのだ?」
身の周りを見た。
ベッドサイドのナイト・テーブルにJANAのメモ用紙が置いてあった。
「ベッドサイド?」
その時初めて、自分の体に目を落とした。
裸体をシーツで包んでいた……..
ホテルだ!自分は、ホテルにいる。JANAホテルだ。
一体、どうしたのだ?乗っていたJANA機の機体は、大きく揺れたのだ。
覚えているのは、そこまでだ。
……..その後、どうなったのか…….墜落でもしたのか?.....でも、自分は生きている…..
「あら!?起きたの?」
女性の声が聞こえた。
(続く)
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