「(『有紀』さん……..)」
南武線の中にいた『内田有紀』が、娘らしき中学生くらいの少女と信号待ちをしていた。
いい匂いの正体は、『内田有紀』であった。
「(いや、似ているが違う。『内田有紀』ではない)」
しかし、横を向いたまま、ビエール・トンミー氏は、見とれていた。
「信号変ったわよ」
妻の声に我に戻り、前を向き、信号を渡ろうとした。
「(ん!?)」
前を向こうとした瞬間、『内田有紀』がこちらを見た。いや、見たような気がした。
「(ん!?)」
横断歩道を渡ろうした時、歩きにくさを覚えた。股間に異変が生じていた。
(続く)
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