(住込み浪人[その147]の続き)
「インモー!!!!!!」
『サトミツ』の声は再度、EBSテレビのクイズ番組『テイトー王』を収録中のスタジオC中に響いた。
「おお、おお、おおーーーーーーー!」
「サ、ト、ミッツーーーーーーーー!」
「ひゃあああああーーーーーーーー!」
様々な驚愕が、スタジオ内を駆け巡った。
「(んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!)」
『住込み浪人』ビエール・トンミー青年の股間にも、驚愕が駆け巡っていた。
「(いいのか、『サトミツ』!そんな言葉を公共電波で発してしまって!)」
と思いつつも、『住込み浪人』ビエール・トンミー青年の股間はもう、制御不能となっていた。
「(んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!)」
そして、暴れ馬と化したその股間からは、過去最高の『異臭』が発せられた。
「(え…..?『インモー』で正解だと思うけど、みんなどうしたの?)」
とスタジオ内の混乱に戸惑っていた『サトミツ』であったが、そこに『異臭』が届いたのであった。
「(え?....これって…….)」
『テイトー王』のクイーンである『テイトー』(帝立大学東京)の学生にして、スタンハンセン大学も認めた才媛である『サトミツ』こと『佐藤ミツ』は、敵の方を見遣った。
「(ま!)」
先程まで敵であった『住込み浪人』ビエール・トンミー青年は、暴れ馬のように鼻を膨らませ、肩で荒い息遣いを見せていた。
「(んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!んぐっ!)」
(続く)
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