「おいおい、一体、何してんねん!?」
エヴァンジェリスト氏のiPhone SEに、FaceTime(ビデオ通話)で連絡してきたビエール・トンミー氏が、またまた、またしても怒っている。
「なんだ?『多目的トイレ』のことで怒っているのか?」
「はあ?なんだ、『多目的トイレ』のことって?」
「グルメで有名な芸人が、『多目的トイレ』でアレをしたことさ」
「なんだ、アレって?」
「ほほー、得意のオトボケか。なるほど、君も『多目的トイレ』でアレをしたことがあるんだな。多目的だから、アレもしてもええんや、という理屈なんだろうが」
「おお、アレか。ああ、アレなら『多目的トイレ』でしたことはあるで」
「やはりそうだったか。変態の君なら、『多目的トイレ』でアレくらい当然しているだろう、と思っていた」
「まあ、変態でなくとも我慢でけん時は、『多目的トイレ』でもアレをするやろ」
「アレって、『多目的トイレ』でどんな風にするんだ?」
「はああっ?!便器に座ってするに決まってるやないか!アンサンは、アレをする時、どうやってするねん?まさか、昔の日本人みたいなやつか。和式のように便器の淵に両足を乗っけてしゃがむのかいな?」
「ボクは、そもそも『多目的トイレ』でアレはしたことがないが、するとしたら、勿論、便器に座った形もあるだろうが、オムツ台を使うと壊れるだろうから、立ったままとか、まさかとは思うが、ビニール・シートを敷いてとか、かなとは思ったぞ。連れの女がどう思ったかは知らんが」!
「はああ!?アンサンの方が、よほど変態じゃないけ!そんなことしたら、ウンコが垂れ流しになるで!いやいや、それより何より、アンサンは女と一緒にウンコをすんのか?」
「へ!?ウンコ?ああ、ウンコか…ボクは、いくら好きな女でも、女と一緒にウンコはしないぞ。まあ、シッコくらいならまだしも。しかし、変態の君なら、ウンコでも大丈夫だろ」
「んん?そのグルメで有名な芸人は、『多目的トイレ』で女と一緒にウンコをしたんか?」
「いやそうではないが。では、君は今度は何を怒っているんだ?」
(続く)
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