( 【新春緊急公開質問状】エヴァンジェリスト氏に何が起きたのか?の続き)
「なんだ、なんだ、なんだ!新年早々、五月蝿いなあ」
2021年1月1日朝(そう、元旦だ)、ビエール・トンミー氏が、右手で股間を掻きながら、ベッドで上半身を起こした。
「ワシは、年末、HKマンとして忙しかったのだ」
ビエール・トンミー氏は、毎年12月20日から30日まで、自宅の年末大掃除の任に就く。その自分を『HouseKeeping Man』(通称:HKマン)と呼んでいるのだ。
「担当領域は風呂場、洗面所、リビング、ダイニング、寝室、玄関、外回り、そして、窓だ。つまり、台所以外の家全体だ」
台所は、マダム・トンミーの担当のようだ。
「一番の力の入れどころは風呂場だ、床から壁から浴槽から窓までピカピカにしたぞ」
訊かれてもいないことを勝手に喋っている。
「ああん?報酬?家内からご褒美の接吻?報酬という概念はないんだ。天から与えられた尊い義務だ(..ご褒美返しをする体力がない…)。もう30年近くしておる。1991年からだからもうすぐ30年なんだ。初日の納戸の整理と本棚の整理から始め、30日で任務は終了した。大晦日を朝からのーんびり過ごす為で、予定通り、大晦日は、サザンオールスターズの年越しライブを見て過ごしたぞ(..昔は、年越し●●●をしたもんだったが…)。ハハハッハッハ」
(続く)
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