<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[大王イカなAMG GT(続き15)]
「空だけやないで、海でも贅沢すんのや」
と、ビエール・トンミー先生は、iMessageながら、眼を輝かせた。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、『AMG GT』についてのものへとなっており、その『AMG GT』を含め、ベンツを複数台所有する為には、という発想から、ビエール・トンミー先生は、自邸の建て直し、別荘の建築を妄想し始め、更には、国際線フライトはファースト・クラスで、と妄想は広がっていたのだ。
「クルーザーも買うんやけど、船舶免許取らなアカンから面倒やな。アンタが、石原プロに入らへんかったんも、小型船舶の免許を取れんからやったんやないんか?石原プロの俳優は、小型船舶の免許持つんが、当り前やったんやろ?」
「ああ、それは、若手俳優の場合ですね」
「クルーザーを置くところは、葉山か逗子か迷うてるねん。ハワイにも別荘買わんとアカンのやけど、長嶋一茂と一緒やから嫌やな」
「私は、その昔、長嶋一茂と同じ上北沢の耳鼻咽喉科に通っていました。アレルギー性鼻炎の治療でした」
「ああ、アンタ、確か、ハウス・ダストのアレルギー性鼻炎やったな。それとも、長嶋一茂アレルギーやったんか?」
「クルーザーの運転は、加山雄三にさせるといいかと思います」
「そりゃ、可哀想やろ。加山雄三はんも、もう80歳過ぎとんのとちゃうか」
「私が、先生のハワイの別荘に行くまでには、ハワイから、スズメと鳩を駆逐しておいて下さい」
「ラスベガスでにも行かなアカン思うとるが、ラスベガスでスッカラカンになるには1億円位用意しといたらエエやろか?」
「1億円なんて、先生にとっては端金でしょうに」
「じゃあ2億円くらいにしとこか」
「問題は、先生が、スッカラカンにはならず、ボロ勝ちされてしまうであろうことです」
「そりゃ、困るで。銀行の管理が大変なんや。三菱UFJと三井住友の支店長がご機嫌伺いに来るのが面倒なんや。あ、アノ銀行は解約したで。この前、ワテの5億円入った銀行通帳が飲み込まれて迷惑(と云うても、たかが5億円やが)したかさいな。このことで、支店長飛ばされたみと云う噂も耳したんやが、ワテが頭取に、『気にせんでエエで』と、一言っておけば良かったかもな」
「先生、この際、三菱UFJも三井住友も、買ってしまわれては如何ですか?」
(続く)
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