<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[やっぱり初代SLがいいカモメ(続き7)]
「ええ!裕さんが、初代の『300SL』と『ふか~い』関係があったんですかあ!?」
と、エヴァンジェリスト氏は、石原裕次郎のことを勝手に『裕さん』呼ばわりした。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、『SLクラス』に関するものになり、初代の『SL』である『300SL』について、ビエール・トンミー先生は、石原裕次郎とも縁が『ふか~い』と云ってきたのだ。
「ワテにとってはどうでもエエことなんやが、石原裕次郎もガルウイングドアの『300SL』に乗っとったとらしいんやで」
「ああ、『プロの旅人』で読んだことがあります。なんだか、やはり勝手なことが書いてあったような気がしますが」
「何が、読んだことがある、や。何が、勝手なことが書いてあったような気がする、や。よう云うで。それにしても、『ガルウィング』でパッと2018年のblogが出てくるんは、ホンマに凄い記憶力やで。なんでこれが普通のことに働かんのや。何が、『記憶にございません』や」
「しかし、私、実のところ、『ガルウイングドア』ってどんなものなのか知りません」
「はああ、なんやて。まき子夫人から『ガルウィング』をもらう、もらわんとクダランことで騒いどって、知らんのかいな。舘ひろしもまき子夫人にオネダリしたっちゅう『ガルウイングドア』いうんは、これやで。この写真、よう見いな。どや、格好エエやろ、『300SL』」
「おお、これが!」
「なんで、『ガルウイング』いうんか、分るか?」
「ああ、ギャルのスカートが、風でパーっとめくれ上がったような感じだからですか?」
「アンタ、ホンマ、そないな発想しかでけんのか!マリリン.モンローの『七年目の浮気』のシーンとちゃうで。『カモメ』や」
「ああ、『ジョナサン』ですか」
「ちっ、クダラン。『ガル(gull)』は、『カモメ』や。ドアを開いて跳ね上げた形が、『カモメ』が羽を広げた感じに見えるやろ。せやさかい、『ガルウイングドア』ちゅうねん」
「おお、なるほど!」
「それにしても、今時、『カモメのジョナサン』なんちゅう本は、誰も知っとらんのやないけえ」
「ええ、『ファミレスのジョナサン』なら知っていると思います」
「『ガルウイング』の『300SL』は、石原裕次郎の他に、力道山や三橋美智也、夏木陽介も持っとったとも聞くで」
「え!?リキさんも?!」
『エエ加減にせえよ。『裕さん』とか『リキさん』とか知り合いみたいに云いよって。でも、どないや?アンタ、今はホントに、『300SL』が欲しゅうなったんとちゃうか?でも、もう石原プロはのうなって、アンタの石原プロ入りは無理になったさかい、まき子夫人から、石原裕次郎の『ガルウイング』はもらえへんな。舘ひろしも結局、『ガルウイング』はもらえへんかったんやろ?」
「ああ、舘さんなら…」
(続く)
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