<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
[やっぱり初代SLがいいカモメ(続き3)]
「アンタ、オゲレツにもほどちゅうもんがあるんやで。下品過ぎるで。それに、家内と『SL』とはちゃうで」
と、ビエール・トンミー先生は、生徒エヴァンジェリスト氏を、iMessageで叱った。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、『SLクラス』に関するものになっていたが、『バリオルーフ』を採用した『R230』の『SL』に憧れたというビエール・トンミー先生に対して、エヴァンジェリスト氏が、下品な発言をしたのだ。
「家内を手に入れるんには….いや、アカン、アカン、そないな下品な云い方は。家内と付き合うて、結婚するに至るんには、そりゃ、多少の金は使うたけどな」
「先生のことですから、道玄坂や歌舞伎町あたりのホテルではなく、毎回、シティホテルをお使いだったでしょうからねえ」
「止めえな、そないな生々しい話は。シティホテル使うたんは確かやけど、高級レストランに食事に行っただけやで」
「そのレストランでは、ワインかビールもお飲みになったでしょ、奥様も?」
「まあ、多少は飲んだで」
「ふふ。奥様は、頬を紅に染められたでしょ?」
「何、妄想始めてんのや。どうせ、『あら、私、少し酔ったみたい』、『大丈夫?このホテルに部屋を取ってあるから、少し休んで行こうか』ちゅうような会話でもあったあ思うてんのやろ」
「図星です!やはり、そんな会話があったんですね。そして、ふふ!」
「アホンダラあ!そないな、ベタな展開は見たことないでえ。そや、ワテは、屋根を自動収納する最中の『R230』も一度も見たことないんや」
「YouTubeで見ることができるのではないでしょうか」
「あんなあ、何でもかんでもネットに頼るんは、ようないで。それに、YouTubeで見ても、ホンマに見たことにはならへんのや。屋根を自動収納する最中の『R230』を見れんかったんは、心残りや。その後の『R231』から途端に格好悪くなったで。情熱が感じられへん。せやから、今頃は『SL』には、全然興味ないねん。その分の興味は、『AMG GT』に移ったで」
「おお、『大王イカ』なベンツですね!」
「『AMG GT』こそ、『SL』の後継車やちゅうて思うとる。『AMG GT』は惚れ惚れするほどどこから見ても格好エエで。けどな、別格は初代『SL』や。今でも、エエクルマやあ思うとる」
(続く)
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