<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
ビエール・トンミー先生は、時に、ベンツ以外のクルマについても忌憚なき発言をされる(あくまで個人としての評価だ)。この場合も、その対象が『評価』をするに値するクルマだからである。
[ユージローなブルーバード(続き4)]
「え!『城みちる』よりも大物?大物の芸能人ですか?」
という生徒エヴァンジェリスト氏のビエール・トンミー先生宛のMessageは、驚きの余り、声が飛び出してきそうであった。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ビエール・トンミー先生が『ビートル』の次に乗った『ブルーバード』に関するものとなっていたが、『ブルーバード』は大物の人間と関係があると先生は仰ったのだ。
「せや。『城みちる』なんかより、もっとずっとずっと大物やで」
「まさか『斎藤工』ではないでしょうし…」
「なんや、その『サイトー・コー』ちゅうんは?それとも、『サイトウ・エ』か?」
「『さいとう・たくみ』です。今、人気のある俳優ですよ。監督もしているようです」
「いつも云うてるやろが。ワテは、ゲーノー界には興味あらへんのや。その『サイトー・コー』なんちゅうんは、知らへんがな」
「『斎藤工』は、テレビ・ドラマ、映画の『昼顔』でブレイクしたんです」
「なんやて、『昼顔』?『昼顔』いうたら、カトリーヌ・ドヌーブやろお」
「『斎藤工』の『昼顔』は、『上戸彩』と共演した不倫モノです。カトリーヌ・ドヌーブの『昼顔』は、昼間だけ娼婦になる淑女の話ですね。私は、どちらも見ていませんが、どちらも『んぐっ!』ものなんでしょうね」
「ワテは、『上戸彩』では『んぐっ!』』せえへんし(カトリーヌ・ドヌーブはんのことは、ノーコメントや。事務所に訊いてえや)、どっちにしても、その『サイトー・コー』が、『ブルーバード』にでも乗ってんのか?」
「『斎藤工』といえば、別府の『ブルーバード』です」
「おお、別府か。別府温泉はエエでえ。何回か行ったし、その都度地獄めぐりもしたで。高崎山のサルにも会うたな」
「高崎山のサルたちとは交流もされたのですか?」
「猿の目ェを見たからアカンと言われてとったさかい、あんまり交流はせんかったで」
「先生は、やはり私よりお利口さんでいらしたのですね。私は(というても、小学低学年の頃の私ですけれど)、親から、『高崎山では菓子の袋出したらいけん、サルに盗られるけえ』と云われていたのに、出口まであと20mくらいまできたところで、『もう大丈夫じゃろお』と思って、お菓子の袋を出したら、四方八方から猿が飛びかかかってきたので、お菓子の袋を投げ出したんです。ああ、最後の最後で!私、お馬鹿さんでした」
「で、『サイトー・コー』は、別府の出身なんかいな?」
「いえ、東京出身のようですし、別府の『ブルーバード』は、座席に座ることはできても、ことはできないと思います」
「もう意味分らへんで」
「別府の『ブルーバード』は、映画館です。正確には、『別府ブルーバード劇場』で、今年(2021年)で90歳になられた『岡村照』という女性が館長で有名な映画館です」
「その『岡村照』はんが、『サイトー・コー』のおばあちゃん(祖母)なんか?」
「違います。『別府ブルーバード劇場』と『岡村照』さんは、NNNドキュメント『キネマに捧げた50年~別府ブルーバード劇場~』で採り上げられ、そのナレーションを『斎藤工』が担当したんです」
「なんや、それだけのことかいな」
「『別府ブルーバード劇場』では、『斎藤工』が関係した映画6作を上映する『斎藤工まつり』も昨年(2920年)、開催しているんです。『斎藤工』も来場してトーク・イベントもしたようです。『斎藤工』は、『岡村照』さんのお気に入りのようです」
「あんなあ、『サイトー・コー』は今、人気あるんかもしれへんが、ワテが云う『ブルーバード』と関係あるいうんは、『サイトー・コー』なんかよりはるかに大物やでえ」
(続く)
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