<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
ビエール・トンミー先生は、時に、ベンツ以外のクルマについても忌憚なき発言をされる(あくまで個人としての評価だ)。この場合も、その対象が『評価』をするに値するクルマだからである。
[『初めて』を捧げたビートル(続き12)]
「アンタ、ホンマ、若い頃とおんなじで、歳とってもシツコイやっちゃなあ」
と、iMessageをエヴァンジェリスト氏に送りながら、ビエール・トンミー先生は、50年程前、広島皆実高校で、自身と美少年一、二を競っていた頃の友人エヴァンジェリスト氏の顔を思い出していた。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ビエール・トンミー先生が最初に乗っていたクルマであり、お気に入りであった『ビートル』関するものとなっていたが、生徒エヴァンジェリスト氏は、『ニュービートル』の定義について詰め寄ってきていたのだ。
「『ニュービートル』でも『ザ・ビートル』でも、どうでもエエんやんか。ワテ、関心ないで。ワテに訊くまでものう、『デジタル・ハンター』なアンタのこっちゃ、『ニュービートル』のことも『ザ・ビートル』のことも、もう調べついとるんやろ」
「先生って、私のこと、何でもお見通しなんですねえ。何だか、着ている服の下まで見透かされているようです。いや~ん、エッチー!」
「アンタ、ホンマ,アホちゃうか?アンタが、オゲレツで気色悪いんは知っとったが、今の『いや~ん、エッチー!』は、寒気がしたでえ」
「ああ、寒気でホッとしました。『んぐっ!』されたのでしたら、どうしようかと思うところでした」
「もう敵わんでえ。もうそないなん、付合うとれんでえ。エエか、『ビートル』は、『1303S』までは、あの形にする必然性があったんや。なのに、『ニュービートル』は、『昔、ごっつう売れたクルマがあったさかい、カッコだけ同じ様にしたクルマ作ったら売れるで』と出て来たクルマや」
「過去にはニックネームに過ぎなかった『ビートル』という名前を商品名に入れたのも、浅はかなんでしょうねえ。いや、そう、先生は仰りたいのでしょう。あくまで個人的見解として」
「『ニュービートル』は、元のクルマは『フォルクスワーゲン』社の自社のクルマの『ゴルフ』で、それにドンガラだけビートルに似せた型を被せたトンデモ・クルマや」
「おお、また、『ハリスの旋風』ですか」
(参照:【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その102])
「『ドンガラ』いうだけで、強引やなあ。『ビルバオ・グッゲンハイム美術館』も『ニュービートル』も、『ハリスの旋風』とも『石田国松』とも関係あらへんで。『ニュービートル』は、横から見ると運転者がクルマのちょうど真ん中におってブザマな格好やった」
「おっと、先生。『ドンガー、ドンガラガッター』!」
(続く)
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