2021年8月23日月曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その189]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。


ビエール・トンミー先生は、時に、ベンツ以外のクルマについても忌憚なき発言をされる(あくまで個人としての評価だ)。この場合も、その対象が『評価』をするに値するクルマだからである。



[ホイホイ!プレリュード(続き)]



なんや、その『ちゅうかなナントカ』ちゅうんは?」


ビエール・トンミー先生は、生徒エヴァンジェリスト氏の云う魔法少女ちゅうかないぱねま!』や『変態老人ちゅうかなぱじゃま!』を、iMessageで送られてきた読む文字であるのに、聞き取れないふりをした。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ビエール・トンミー先生が『ビートル』の次の次に乗った『プレリュード』に関するものとなってきていたが、エヴァンジェリスト氏は、自身の仲人であった老紳士の会社上司が、若者向けとみ云える『プレリュード』に乗っていたのは、その上司が海外生活の方が長く、日本人的な固定観念を持たないお洒落な紳士であったからだとし、ビエール・トンミー先生について、パジャマを着て外出する先生は、日本人的な固定観念を持たない、ある種のお洒落な紳士だと認め、何故か、『魔法少女ちゅうかないぱねま!』や『変態老人ちゅうかなぱじゃま!』という言葉のような、何かのタイトルのようなものを持ち出してきたのであった。


「『魔法少女ちゅうかないぱねま』は、島崎和歌子の出世作のテレビドラマです。内容はよく覚えていませんが、中華魔女である『いぱねま』の話です」

「で、ワテのことを『ちゅうかなナントカ』ちゅうんは…」

「先生、『変態老人ちゅうかなぱじゃま!』です」

「五月蝿いでえ。要するに、ワテのことを、パジャマ着て外出するさかい中国人みたいやあ、云うんやな。そないなんと一緒にすんやないで。ワテのパジャマは、誰が見てもパジャマとは思えんお洒落着や。せやから、パジャマ着て銀行行ったかて、お洒落紳士が来たあ、思うて、丁重に対応してくれんのや」




「しかし、そのパジャマの臭いで(『匂い』ではなく『臭い』ですので、間違いなきよう)、女性行員もクラクラしたことでしょう」

「まあ、何ヶ月も、ベッドの中は勿論、起きてウチにいる時も、外出する時もパジャマ着たままやからな。洗濯すんのは、よーて3-4ヶ月に一回くらいや」

「先生は、お若い頃も、パジャマで外出して女性たちをクラクラさせていたのですか?」

「アンタ、アホちゃうか?若い頃に、そないなことせんがな。けど、『プレリュード』でクラクラはさせたでえ」

「え、『プレリュード』でずっと寝起きし、風呂も入らずにいて、『プレリュード』も臭くしていたのですか?」

「ちゃう、ちゃう」



(続く)




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