2021年9月6日月曜日

【ビエール先生の『クラス』講座】Eクラスな男・NGクラスな男[その203]

 


<注意>

ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。


西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。


長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。


ビエール・トンミー先生は、時に、ベンツ以外のクルマについても忌憚なき発言をされる(あくまで個人としての評価だ)。この場合も、その対象が『評価』をするに値するクルマだからである。



[ホイラーなベンツへ(続き7)]



「おお!『お相手』は、大柄な女性で、御しきれなかったんですね。北欧の人は、大柄でしょうから。ベルクマンの法則ですね」


という生徒エヴァンジェリスト氏のビエール・トンミー先生宛のiMessageには、卑猥なニュアンスが溢れていた。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ビエール・トンミー先生が『ビートル』の次の次に乗った『プレリュード』からベンツに乗り換えた事情説明となり、ベンツは平気で150キロ位速度出る、という先生の説明に、エヴァンジェリスト氏が高速道路で150キロのスピードを出していいのか、と追及してきたので、それはドイツの話、と先生はかわそうとしたところ、先生の海外出張でのことへと話は逸れていっていた。


「ベルクマンかワークマンか知らんが、『食べた』んは、ホンマに巨大なパスタや」

「ストックホルムは、ノーベルの出身地ですから、ダイナマイト級の女性と出会い、イェーテボリでは、『お相手』から、『オー、アナタあ、先、行かないでえ!ワタシ、おいてけボリ!』と怒られたりなさったのでしょう」

「アンタの妄想にこそ、おいてけボリにされるわ。云うとくけど、ワテ、イェーテボリで『男女混浴のサウナ』にも行ってへんさかいな」

「え?イェーテボリって、『男女混浴のサウナ』があるんですか?」

「『男女混浴のサウナ』がエエ、と云われたんやが、行かへんかったんや」

「行こうとしたけど、場所が分らなかっただけではないのですか?」

「うっ….なんで知ってんのや?」

「それは残念でした。『男女混浴のサウナ』だなんて、やっぱり『フリーなんとか』の国ですね」




「あんな、アンタ勘違いしとるで。スウェーデンが『フリーセックス』の国、云うんは、アンタの思うとるようなオゲレツなもんとちゃうねん。『ジェンダー・フリー』ちゅうことや。まさに『相手』が異性とは限らんでもええし、そないなことばっかしやのうて、女性も平等に、と性による差別をせん、ちゅうような意味やねんで」

「あ、大変失礼しました。『お相手』は、女性だとばかり思っていました」



(続く)





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