<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
ビエール・トンミー先生は、時に、ベンツ以外のクルマについても忌憚なき発言をされる(あくまで個人としての評価だ)。この場合も、その対象が『評価』をするに値するクルマだからである。
[ホイラーなベンツへ(続き27)]
「先生が何故、ベンツをお選びになったのか、判ったのです」
というビエール・トンミー先生宛の、生徒エヴァンジェリスト氏のiMessageには確信が満ちていた。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ビエール・トンミー先生が『ビートル』の次の次に乗った『プレリュード』からベンツに乗り換えた事情説明となり、『ベンツのブレーキの哲学』へと話題が展開し、エヴァンジェリスト氏は、先生がベンツに乗り換えたことに納得したようなのであった。
「先生は、ベンツの『哲学』に、『理念』とか『思想』とかに共感を覚えられたのですね。それで、『プレリュード』からベンツに乗り換えられたのですね」
「ああ、それが総てや。それと、『哲学』、『理念』、『思想』に基づいた機能やな。ワテは、ベンツが『ベンツ』やさかい選らんだんとちゃうんや」
「『スリーなんとか』が付いているから、ではないのですね」
「せやで。ブランドは、後からついてくるモンや。『●ェ●ー●』とか『●●●ッ●●』とかの『バカ車』はブランドだけや」
「おーっと、危ない」
「なんや、アンタ、勝手にワテのiMessage、伏せ字にすんやないで」
「え?何のことでしょう?」
「プレリュードの次の車を考える時に、『機械としてのベンツ』が優秀であることを知ったさかい、迷わずベンツにしたんや。間違うても、ブランド志向でベンツを選んだ訳ではないで。ここんとこ強調せんとアカン」
「『スリーなんとか』が付いているから、ではないのですね」
「そん通りや。『スリーポインテッドスター』で選んだんやないで」
「でも、先生は、『スリーポインテッドスター』グッズをお集めでしたね」
「うっ…それはやなあ…ああ、それは、『スリーポインテッドスター』が、『ベンツ』ちゅうブランドのマークやからやないで。ベンツの『哲学』、『理念』、『思想』を体現したマークやからや。ベンツは、他のどんなクルマよりも丁寧に作られとって(せやから値段が高いんや)、高速でも安全で、クルマとしては最良の選択と判断したんや」
「所謂、『安全・安心』とは違うのですね」
「そないな言葉だけのもんと一緒にすんやないで。それまで国産車で、120キロ以上速度を出すと『やや、これはスピード出しとるでェ』ちゅう感じやったのが、ベンツやと、気が付かんうちに平気で150キロ位速度出てるんや。へてから、スピードを出せば出すほど『ビシッと』安定して走るんや。ベンツの直進安定性は半端やないで」
「はは~ん。やっぱりそうでしたか!」
(続く)
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