<注意>
ビエール・トンミー先生のiMessageによるベンツの『クラス講座』は、ベンツの幾つかの『クラス』に対して、またそのオーナーに対して、辛辣過ぎる評価があるかもしれないが、決して、それらのベンツ、のオーナーを侮辱、差別をするものではない。
西洋美術史としてのビエール・トンミー先生の審美眼と、ハンカチ大学商学部卒の、しかも、SNCFの大家としてのビエール・トンミー先生のビジネス・センスとから、あくまで個人としての評価を述べるものである。
長年のベンツ・オーナーであるビエール・トンミー先生は、総ての『クラス』のベンツとそのオーナーを愛している。ベンツは、『評価』をするに値するクルマなのだ。『評価』をするに値しないモノについては、ビエール・トンミー先生は、言葉一つ吐くことはない。
ビエール・トンミー先生は、時に、ベンツ以外のクルマについても忌憚なき発言をされる(あくまで個人としての評価だ)。この場合も、その対象が『評価』をするに値するクルマだからである。
[ホイラーなベンツへ(続き19)]
「もう一度、申し上げますが、先生は、『ベンツやと、気が付かんうちに、平気で150キロ位速度出てるんや』と仰っいました」
という生徒エヴァンジェリスト氏のビエール・トンミー先生宛のiMessageは、シツコサが感じられるものであった。ビエール・トンミー先生の生徒エヴァンジェリスト氏に対するiMessageによるベンツの講義は、ビエール・トンミー先生が『ビートル』の次の次に乗った『プレリュード』からベンツに乗り換えた事情説明となり、ベンツは平気で150キロ位速度出る、という先生の説明に、エヴァンジェリスト氏が高速道路で150キロのスピードを出していいのか、と追及してきたので、それはドイツの話、と先生はかわそうとしたところ、50キロのスピードを出せるドイツの『アウトバーン』を先生が自分の運転でクルマを走らせたことはない、と云ったことに、エヴァンジェリスト氏は疑問を呈してきたのだ。
「それは、誰がどこで、のお話なのですか?先生は、日本国内でもうスピード違反はされていないと主張され(つまり、日本国内で150キロの速度を出したことはない、と主張され)、でも、150キロの速度を出すことのできるドイツの『アウトバーン』を自分の運転で走ったことはないと主張されています。それって、なんか矛盾してませんか?」
「ゴチャゴチャ煩いやっちゃな」
「ひょっとして、日本で夜中に『なんちゃって自主アウトバーン』で、150キロ、いや、200キロで走ったりされたのではありませんか?」
「へっ!.......ももももも、妄想は止めえなあ。あんなあ、アンタともあろうもんが、『誰がどこで』150キロの速度を出したかあ、なんちゅう本質やあないことに拘っとったらあかんで。150キロ、いや、それ以上の速度を出した時にどないせなアカンかちゅうことが問題なんや」
「さすが変態だけどインテリ、そう、インテリ変態ですね。上手く誤魔化しになる」
「あんなあ、アンタ、図らずともやろが、エエこと云うたんや。200キロで走る、ちゅうことや」
「んん?今度は誉め殺しですか?」
「ドイツのアウトバーンではな、平気で200キロで走っとるんや。200キロで走るクルマのブレーキは、何が何でも確実にクルマを止めんとアカン。せやからブレーキは過酷な条件にさらされるんや」
「それは、『暴走』する先生を止めるのと同じで、至難の業ですね」
「ここでベンツのブレーキのポリシーや」
「おお、警官ですかあ!」
(続く)
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