「道端で?」
エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員に返したiMessageに、特派員からの言葉に対する違和感を表した。
「アイツは、道端で『ナンパ』されたのか?」
「どこで、『ナンパ』されたと思ったのですか?」
「飛行機の機内で、Windows PCを使っている時に、また、CAから『ナンパ』されでもしたのではないかと思ったぞ。何しろ、アイツには、CAから『Windowsですか?』と『ナンパ』された過去があるからな」
「それは、『プロの旅人』氏の妄想なんじゃありませんか?」
「『プロの旅人』というのは、Blogかなんかよう分からんが、『虚』と『実』とがないまぜになった、プロレス的なものだから、アイツがCAから本当に、『Windowsですか?』と『ナンパ』されたかどうかは、判然とはせん」
「少なくとも今回は、道端です。あの方は、20歳台後半と見える美人に、道端で『ナンパ』されたのです」
「アイツ、道端で何をしていたんだ?まだ徘徊するような状態ではないはずだし…..あ!まさかやあ!」
「へっ!びっくりするじゃないですかあ!いきなり大きな声を出さないで下さい」
「妙な奴だなあ。君は、iMessageでワシの声を聞けるのか?ワシは、Voice messageは送っておらんぞ」
「そんなことより、一体、何が『まさかやあ!』なんですか?」
「軽犯罪法違反だ」
「あの方が、前科者だということは知っていますが、犯した罪は、スピード違反で、軽犯罪とは違うと思いますが」
「まあ、知恵のあるアイツのことだ。どうせ、花に水をやっていたとでも言い訳したのであろう」
「はああ~ん???何を仰っているのですか?花に水をやることは、軽犯罪になるのですか?」
(続く)
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