「あの方の『秘仏(ブツ)』なんて、見る訳ないでしょ!」
と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、iMessageでエヴァンジェリスト氏への嫌悪を隠さない。
「見たくもありませんし、第一、見るも見ないも、あの方は、道端で、『野糞』も『オシッコ』もされていません!それなのに、アナタは直ぐに話を『オゲレツ』へ『オゲレツ』へと思って行こうとなさる。これ以上、『オゲレツ』を展開されるなら蹴飛ばしますよ!........はっ!?!」
「お、どうした?ワシが、アマチュア・プロレスラーであることを思い出し、蹴りを入れようものなら、猛烈な返り討ちに合うことに気付いたか?」
「そ、そ、そうなんです!あの方は、蹴りを入れたんですよ、その時」
「おお、『野糞』をしていた駐車場の管理人かオーナーに見つかって、注意されたのに反撃していったのか?『野糞』の途中だと、ケツからソレが周りに飛び散って大変だっただろう」
「また、勝手に話を作っていく!申し上げましたでしょ、あの方が、『ナンパ』されたのは、道端だったんですよ。駐車場ではありません」
「ああ、そうかあ。アイツは、『ケリー』をクルマに入れたんだな」
「はああ?誰ですか、『ケリー』って?」
「間違えるなよ、『グレース・ケリー』ではないからな」
「女優からモナコ公国の公妃になったシンデレラ・ストーリーの女性ですね」
「そうだ。『グレース・ケリー』はもう『死んでれら』、だからな」
「クダラナイ!死者への冒涜ですぞ。じゃあ、あなたが仰る『ケリー』って誰なんですか?」
「『JFK』だ」
(続く)
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