「ま、ま、まさかやあ!あの方が、『ヤク』をしていたとは!」
と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、エヴァンジェリスト氏宛のiMessageで、大仰に驚いてみせた。
「君は、下手な沖縄弁で、しかも態とらしい勘違いを敢えてして『ちむどんどん』しているんだな」
「でも、打ってもらったんでしょ、おばさんに?」
「うーむ、あれを『打つ』という表現を使うのかどうかは知らんが、普通は、『入れる』という表現を使うと思うが、まあ、あの形からして、『打つ』でも間違ってはいないかもしれんなあ」
「でも、まさかあの方に、『ヤク』に手を出した過去があったとは!」
「君は、本当に誤解しているのか、惚けてみせているのか知らんが、あれも『ヤク(薬)』であることは確かだ。我慢の限界まで達して、使わざるを得なかったんだろう。ワシは、どんなことがあっても、お尻の穴に入れられるのは無理だがな」
「え!?あの方は、アレをお尻の穴に入れられたのですか?」
「そりゃ、そうだろう。しかも、おばさんに、だ。ワシの場合は、若い女性に『入れてあげますよ』と云われたんだが、それでも断った。『浣腸』同様、お尻の穴に異物を入れられるのは、とても無理だ」
「私も、お尻の穴に異物を入れられる経験は、まだありませんが、慣れれば、それはそれでいいのかもしれません」
「は?まだ?慣れれば?」
「ああ、お尻の穴に打った方が、効きがいいんでしょうか?」
「おお、まさにそうだ。『ザヤク』の意義は、まさにそこにあるんだろうからな」
「え?『ザヤク』って….」
(続く)
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