2022年8月26日金曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その71]

 


「『ザヤク』って」


と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、エヴァンジェリスト氏宛のiMessageで、慎重に質問をする。


「お尻から入れる薬のことですか」

「そうに決まっとるであろうが」

「つまり、『ザヤク』って、『座薬』のことなんですね?」

「違う!」

「ええー、だって、『ザヤク』って、お尻から入れる薬のことなんでしょ?」

「そうだ」

「だったら、『座薬』じゃないですか」

「ああ、君には常識というものがないのかね。君は、どこかのバカを『フシュウ』しているのかね?」

「はああ?『フシュウ』?」

「ああ、『フシュウ』(踏襲)だ。あんなバカを『ハンザツ』に出してこられてもなあ」

「はああ?『ハンザツ』?」

「ああ、『ハンザツ』(頻繁)だ。あんなバカは、『ミゾウユウ』かと思っていたんだが」

「はああ?『ミゾウユウ』?ああ、『ア、ソウ』ですか」

「ほほお、なかなか勘がいいな。『アソウ』だよ。『ミゾウユウ』(未曾有)なバカは、もう一人いたんだ」

「もう、漢字が読めない奴らのことを『デンデン』しなくて結構です」




(続く)



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