2022年8月5日金曜日

【緊急衝撃特報】ナンパ老人、危機一髪![その50]

 


『賢人会議』の参加者が、『有識者』だとしても、どんな人間が『有識者』なのか?誰が誰を『有識者』と決めるんだ?」


と、エヴァンジェリスト氏は、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員宛のiMessageで、今年(2022年)の11月23日に広島で開催されるという『賢人会議』への疑問を呈する。


「本当の『有識者』は、自分のことを『有識者』だと云われると、それを否定するだろうよ。『己を知る』者とは、己を決して『有識者』とは思わぬ者だ。自らは何も知らぬと心底、思う者ではないのか?」

「『己を知る』、『己を見る』は、アナタの修士論文『Fraoçois MAURIAC論』のテーマでしたね」

「その点、アイツは、『己を知る』男だ。自分が変態であることを、アイツは知っている。ワシのことをオゲレツと非難しながらも、変態はほぼオゲレツと同義語であり、それ即ち、自分もワシ同様、オゲレツであることを知っている。天下のハンカチ大学商学部で『フランス語経済学』で『優』の成績をとったのも、自分の実力ではなく、自分はフランス語では、『彼』(il)、『彼女』(elle)くらいしか知らず、ワシが事前に翻訳してやったものを一夜漬けで丸暗記した結果に過ぎないことも知っている」




「うーむ…そんなのを『己を知る』っていうんですかねえ?」

「要は、アイツは、その辺にいる権勢欲にかられた政治家や世間の実態から離れた学問だけの世界にいる学者なんかとは違って、真の『賢人』といっていい存在なのだ」

「へへえ、変態が『賢人』なんですかあ…」

「アイツは、自分が変態であることを知る、真の『大物』なんだ」

「平気で『野糞』をするのが『大物』ならね。出した『糞』は、まあ、『大物』だったんでしょうが」

「『大物』であるアイツが、『ジョン・F・ケリー』を自分のベンツ『Eクラス』に入れても、つまり『ケリーを入れても』、不思議ではないだろう」

「ふん!アナタも『己を知る』男なんでしょ?」



(続く)




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