「アナタ、またそうやって、話を混ぜっかえすんですね!」
と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、エヴァンジェリスト氏宛のiMessageで相手に唾を吐き掛けた。
「どうして、あの方が、キックボクシングをなさるんですか?」
「どうしてもこうしても、アイツは、ベンツにキックをしていたんだろ?」
「ふん!あの方が、愛車ベンツ『Eクラス』にキックボクシングのようなキックをオミマイする訳ないでしょ!『Eクラス』の後部、トランクのところを軽く蹴り上げるそぶり見せただけですよ」
「おお、『Eクラス』に『カンチョー』したんだな」
「アナタっていう人は、オゲレツというか、最低の品性の持ち主ですね。あの方は、立派な大人ですよ。その辺の悪ガキみたいに『カンチョー』なんかする訳ないでしょっ!」
「そうかなあ、ワシは、アイツは実は『浣腸』が好きなんではないかと思っている」
「はああ?『浣腸』?『カンチョー』の話だったんじゃないんですか?あの方、『浣腸』されたことあるんですか?」
「いや、ないようだ」
「れ、れ、れ……」
「『浣腸』されたことはないようだが、あの時は、悶絶したらしいぞ。ふふ」
「『悶絶』?『あの時』?」
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿