「そう、要するに、あの方は、『坐薬』をお尻の穴に入れられて悶絶したんですね?『浣腸』ならまだしも、『坐薬」でそんなプレイがあるとは『尻』ませんでした」
と、ビエール・トンミー氏を取材対象とする特派員は、エヴァンジェリスト氏宛のiMessageに珍しくダジャレを入れてきた。
「おお、君はシャレも上手くなってきたな。いいぞ、いいぞ」
「しかも、そんなプレイを、あの方、『おばさん』としたなんて。どうせなら、私…」
「君は、ホント、『プレイ』が好きだなあ。あいつは、君が想像するような『プレイ』として『坐薬』をお尻の穴に入れてもらったのではないぞ。高熱を発したのだ。それで辛くて辛くて、病院に行って、おばさん看護師に『坐薬』をお尻の穴に入れてもらったんだ」
「『おばさん』って、看護師なんですか?」
「だから云っただろ、『聖職』だと」
「いえ、アナタのことですから、てっきり『性職』のことだと。それを変換し間違えたのか、敢えて意味深な『感じ』で『漢字』を変えてみせたのかと思っていました」
「シャレはもういい」
「しかし、アナタは、あの方が、看護師に『坐薬』を入れられて『悶絶』した、とオゲレツな方向に話を持って行ったではありませんか」
「まあ、アイツは、お尻の穴に異物を入れられる苦痛で悶絶しながらも、その瞬間、同時に君が期待するような種類の『悶絶』もした可能性は否定はできんなあ」
「ああ、あの方は変態ですからねえ」
「ワシは、もう話したように、若い看護婦から『坐薬を入れてあげますよ』と云われたことがあるが、きっぱりと断った。頸部椎間板症、つまり、首のヘルニアで入院し、ベッドに横たわって首の牽引をしながも激痛に襲われていた時のことだ。どれだけ痛みがひどくても、お尻の穴に異物を入れられるのは嫌だったからな」
「あの方は、若い看護婦になら、もっと嬉々として『坐薬』を入れてもらい、もっと『悶絶』したでしょうねえ」
「おばさん看護師に『坐薬』を入れてもらって以来、アイツは、『坐薬』マニアになって、ついに自分のベンツ『Eクラス』に『坐薬』を入れる程になっていたとはなあ」
(続く)
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