2023年3月3日金曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その50)

 


「(あ?!また、アイツに話をはぐらかされた。アイツが入れあげた『高知の女』のことを追求していたんだ。でも、元の話は、そのオナゴのことではなかった)」


よ、冷静さを取り戻したビエール・トンミー氏は、話を元に戻すiMessageを友人のエヴァンジェリスト氏に送った。



====================================


「ええか。『ペンギン葉山』も『ペギー葉山』も関係あらへんのや。『マーガレット』の愛称の一つは、『ペギー』やが、『鉄のおんな』たる『マーガレット・サッチャー』を、なんにしても『さっちゃん』とは呼ばへんで」

「そこなんよ。『阪田寛夫』が、『さっちゃん』のモデルにしたんは、『阿川佐和子』かもしれんのんよ。中野の鷺宮の公団住宅に住んどった頃、同じ公団に『阿川弘之』一家も住んどって、親しかったんじゃと。で、『阿川佐和子』を『さっちゃん』のモデルにしたんじゃないんかあ、とも云われとるんよ」

「え?ほうなんか?」

「惚けんさんな。アンタ、『阿川佐和子』を知らん、とは云わせんよ」

「そりゃ、知っとるがな」

「アンタ、ただならぬ『仲』じゃったんじゃろ?」

「曰くありげな云い方すんやないで。ワテ、『阿川佐和子』はんとは、5回、会うたことがあるで。最寄駅で3回、二子玉川で1回、品川で1回会った(というより見た)ことがあるんや」

「ふふん?!ホンマにそれだけなん?」

「会うてはいーへんが、『阿川佐和子』の家まで見に行ったことはあるで」

「結婚前の『阿川佐和子』の家、そう実家、つまり、『阿川佐和子』の父親『阿川弘之』の家じゃろ?」

「歩いて10分位のところや」

「で、アンタ、『阿川佐和子』のことを、『さっちゃん』と呼んどったん?」

「は?なんでや。ワテ,さっきも云うたように、『阿川佐和子』は、何回か見かけたことがあるだけや」

「でも、家まで行ったんじゃろ?」

「誤解産むような云い方はすんやないで。近所やさかい、一つ、有名人の家でも見たろかいな、ということで家の前まで行っただけや」

「お父さんの『阿川弘之』は、広島出身で、しかも『白島』の生れらしいけえ、アンタ、『お父さん、ボク、「白島」の近くの「牛田」に住んでいたことがあるんです!」とでも云って、『阿川弘之』に取り入って、『阿川佐和子』と親しゅうなったんじゃないんねえ?」

「アンタ、相変らず妄想癖が酷いなあ。あんな、『阿川佐和子』は、ワテらより1歳上なんやで。そないなオバハンに興味はあらへん」

「でも、家まで行ったんじゃろ?」

「家を見に行っただけやし、それは、ただ有名人いうもん見たさのミーハー感覚やっただけや。あ!....でも、思い出したで!」

「ど、ど、どしたん?急に」

「『火宅』や!」





====================================



「(そうだ!思い出したぞ。アイツの『黒歴史』だ。ふふ)」


と、ビエール・トンミー氏は、他には、ダレ猫の『トン』と『ミー』しかいない部屋で、独り北叟笑んだ。



(続く)





0 件のコメント:

コメントを投稿