2023年3月13日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その60)

 


「(いや、これが『本題』だったかどうかも分らなくなっているが、あの『問題』をアイツに突きつけない訳にはいかん!)」


と、若く、『原宿の凶器』の異名を取っていた頃の自分が『黄金風呂』に入った姿を想像し、一瞬、緩めていた頬を引き締め直して、ビエール・トンミー氏は、アイツこと、友人のエヴァンジェリスト氏にiMessageを送った。



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「そうだ。エキスではなく、出汁だがな」

「アンタ、若い娘を鉄製のお釜の『五右衛門風呂』に入れて取った出汁でも飲んで『回春』しようと思うとるん?」

「アホ!『檀ふみ』や」

「え!アンタ、やっぱり『檀ふみ』がお気に入りで、『檀ふみ』を『五右衛門風呂』に入れて取った出汁を飲んで『回春』しようとしとるん?あ、いや、まさか、一緒に?」

「もうエエ加減にせえよ!アンタ、『檀ふみ』に訴えられるで。そうや、アンタ、ホンマ、『檀ふみ』に訴えられかねんことしたやないか」

「いや、ワシ、『檀ふみ』とお風呂に一緒に入ったことはないで。好きなタイプでもないしの」

「アンタ、今流行りの『捏造』を20歳の年にしたやんか」

「いや、ワシには『五右衛門風呂』は造れんで」

「それは、『鋳造』やろが」

「ああ、『ネツゾウ』かあ」

「なんでカタカナにすんねん?また、アホなこと考えとのんやな」

「ワシ、発熱した象さんのアイコラを作る技術、20歳の頃は、持っとらんかったけえ」




「もうエエ!はっきり云うたろ。アンタ、『檀ふみ』からの手紙を『捏造』したやんか」


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「(もうアイツも、誤魔化しはできんだろう。どうだ、これでグーの音も出まい。フフ)」


と、ビエール・トンミー氏は、片方の鼻腔を拡げ、そこから息を吐いた。



(続く)





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