2023年4月27日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その105)

 


「(だが、ボクの『アレ』は確かに…)」


と、ビエール・トンミー氏が、自らの股間に視線を落とした時、それを見透かしたかのようないMessageが、友人のエヴァンジェリスト氏から届いた。



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「ありゃりゃ?アンタの『アレ』、『巨砲』じゃないん?」

「個人の個別の事項については、言及を控えさせて頂きます」

「ああ、そうかあ。そうじゃったんじゃね」

「な、なんや?何が、そうやった、云うねん?」

「個別の事案については、言及を控えさせて頂きます」

「そこは、控えんでええ。遠慮のう、云うたれ」

「ほいじゃったら、云うたるけえ。そう、嘗ては、大いなる威力を持った『巨砲』も今や、爆発力を持たん『虚砲』なんじゃないんかのお?」

「な、な、な、なんや。ま、ま、また言葉遊びかいな。もうくだらんオゲレツは止めれ。他人の話を茶菓すんやないで」

「茶菓?ワシ、アンタの話を『お茶の共』にはしとらんで」




「ただの変換ミスやないか、けど、せやった。お菓子のこと、話してたんや。『橘』は、『果物』やけど和菓子の元祖、いうことなんや」

「それがどしたん?」

「え?」

「古代の『菓子』は、今の『菓子』のように加工しとるもんじゃのうて、自然に存在する『木の実』やら『果物』やったけえじゃろ」

「おお、せやで。よう分っとるやないか」

「で、それがどしたん?」

「え?」

「要するに、『お菓子』いうても、昔の『お菓子』と今の『お菓子』とは違うて、要するに言葉の定義の問題じゃあ、いうことなんじゃろ?」

「お、お、そや、そん通りや」

「ワシとフランス人とで『Vacation』いう言葉の定義が違うとったいうことで、ワシが『Vacationの問題』云うたんと同じようなことなっじゃろ?」

「ま、ま、全くそん通りや」

「で、それがどしたん?」

「え?」


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「(ち、ち、畜生!どうして、ボクがアイツに問い詰められないといけないんだ!)」


と、ビエール・トンミー氏は、屈辱感から、膝の上に置いた自らの両の拳を強く握りしめた。


(続く)






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