「(アイツがボケをかましてくるのは、腹が立つが、ボケて来ず、真正面からの質問をしてくると、それはそれでつまらないもんだ….あ、いかん、いかん)」
と、ビエール・トンミー氏が、自らの頭を左右に振って、妙な想念を払い落とそうとした時、友人エヴァンジェリスト氏から、ビエール・トンミー氏が想定せず、想定しようもないボケをかますiMessageが送られてきた。
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「アンタ、『♪私バカよねえ、おバカさんよねえ。じゃけえ、和菓子のことは、ワガシ、分りません』、云うたらいけんよ」
「ワテ、『おバカさん』でも構へん。アンタみたいな、『オゲレツさん』よりずっとマシや。そやけど、『ワガシ、分りません』とは云わへん。アンタ、『菓子』の『菓』いう漢字見て、なんか思わへんか?」
「『クッサー!』」
「へ!?」
「おお、『屁』かいねえ。見事な返しじゃねえ」
「返しやあらへん。アンサンが、また訳の分らんこと云うさかい、驚いただけやがな」
「アンタ、『クッサー!』知っとるじゃろ?」
「知るか、そんなもん」
「おお、アンタ、あん時もそう云うたのお」
「『あん時』?」
「わしが、仕事依存症になって、アンタが、ワシを『治療の旅』に連れ出して、江ノ島・鎌倉に行って、『長谷観音前』の交差点あたりに差し掛かった時のことよおね」
「覚えとらんで」
「『プロの旅人』に書いてあるじゃないねえ」
「やからあ、アナイナ、妄想Blogに書いてあることなんか信用したらアカンで」
「『クッサー!』いうたら、『岡八郎』じゃないねえ」
「『岡八郎』も『たこ八郎』もどうでもエエ。何が、『クッサー!』なんや?和菓子は臭うあらへんで」
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「(しまった。『たこ八郎』なんて、また、云わなくてもいいことを云ってしまった…)」
と、ビエール・トンミー氏は、噛んだことがない椿象(かめむし)を噛んだように、表情を歪めた。
(続く)
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