「(『Vacation』は、フランス語だと『ヴァカシオン』だ、というのは、本当なんだろうが、アイツのことだ、『バカにしよん?』という広島弁に引っ掛けようよしているのかもしれない…)」
と、ビエール・トンミー氏が、想像を巡らしていると、友人エヴァンジェリスト氏から、その想像通りのようでもあり、ないようでもあるiMessageが届いた。
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「ワシ、フランス人には、『バカにしよん?』いう気持ちを持ったんよ」
「やっぱりそういうことかいな。クダラン駄洒落やな」
「え?駄洒落?ワシ、なんか駄洒落云うた?」
「それこそ『ヴァカシオン』やで」
「え?なんか、アンタとワシとで『ヴァカシオン』を捉え違いしとるような気がするで。ワシ、『ヴァカシオン』と『バカにしよん?』とをかけたりしとらんけえ」
「ちゃうんかいな?」
「でも、アンタ、態と捉え違いしてみせたんじゃろ?ワシとフランス人との間で『ヴァカシオン』の捉え違いがあったことを暗示しょうとしたんじゃろ?アンタ、やっぱり凄いのお」
「ん?お…そや、そやで。ようよう分ったかいな。アンタとフランス人との間で『ヴァカシオン』を捉え違いがあったんやろ?」
「うん、そうなんよ。ワシ、フランスの企業と一緒にある団体を作ったじゃろ」
「おお、知っとるで」
「ワシ、その団体に出向して、云うたら、そのフランス企業がワシの給料を持ったんよ。での、ワシ、激務じゃったけえ、体調崩したりして有給休暇をとったんよ」
「ああ、アンタ、その頃から『仕事依存症』やったんやな。アンタ、オゲレツやけど、仕事は真面目に、真面目過ぎるくらいに取組むさかい、病気になんねんやで」
「でものお、ワシがそれで有給休暇取ってことで、フランス人が、ワシの悪口云うとったらしいんよ。フランス人の中に、ワシの友だちの『Jean-François』がおったけえ、彼が教えてくれたんよ」
「一所懸命働いて体調崩した休んだモンのことを悪う云うとは、フランス人ちゅう奴らはけしからんで」
「そうなんよ。じゃけえ、ワシ、フランス人に『バカにしよん?』いう気持ちを持ったんよ」
「そりゃ、当然やで。ワシ、アンサンの友人として許せんで。云うたれ、云うたれ、『バカにしよん?』て」
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「(なんだかんだ云っても、アイツは、ボクの友人なんだ。ただ一人の友人だからな)」
と、ビエール・トンミー氏は、会ったこともないフランス人に対する敵意
(続く)
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