「(アイツ、こちらの謎掛けに気付いたかな?まあ、まさかボクが、と思うところだろうなあ)」
と、ビエール・トンミー氏が、友人のエヴァンジェリスト氏に仕掛けた謎に自己満足していると、そのエヴァンジェリスト氏から、謎なiMessagegが送られてきた。
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「『イェイツ』ー!」
「な、な、なんや!?いきなり叫びよって」
「そりゃ、『眞一』と聞いたら、『イェイツ』ー!と云わん訳にはいかんじゃろうがあ」
「やからあ、なんで、そないな叫び声、あげんのや?」
「はあ?『高島忠夫』じゃあるまいし、叫び声じゃないで、『イェイツ』は。でも、アンタから、まさか『眞一』が出てくるとは思わんかったし、『眞一』ときたら、『イェイツ』じゃし、『イェイツ』ときたら、回り回って、『山口瞳』じゃけえ、そりゃ、驚くけえ」
「アンサン、もう『滅茶苦茶でごじゃりまするがな』。何云うてるか、さっぱりわやや、あかしまへん。なんで、『眞一』から『山口瞳』が出てくんのや?『山口瞳』いうたら、アンサンが好きやった作家やろ、国立市に住んどったやろ。『週刊新潮』にずっと『男性自身』を連載しとったやないか。ワテは、読まへんかったんやが。アンサン、知り合いやったんやろ?」
「ほおよね。『ジェリー伊藤』いうたら、その『山口瞳』の義理の弟じゃないねえ。『山口瞳』の妹さんと結婚したんじゃけえ」
「『ジェリー伊藤』?誰や、それ?『ジェリー藤尾』やないんやな」
「『ジェリー伊藤』は、『モスラ』とかようけえ、映画とかテレビ・ドラマに出とったハーフの歌手で俳優よおね。アンタあ、写真見たら、思い出すじゃろうけえ」
「なんかよう分らへんが、その『ジェリー伊藤』が、『眞一』と関係あんのかいな?」
「そりゃ、『ジェリー伊藤』のお父さんは、『鷹』じゃったんじゃけえ」
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「(アイツ、云うにこと欠いて、何を云い出すんだ?)」
と、友人のエヴァンジェリスト氏の異常には慣れたさすがのビエール・トンミー氏も、今度ばかりは、エヴァンジェリスト氏の頭のネジが外れたのではないか、と思ったのであった。
(続く)
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