「(アイツ、『ショーケン』、『萩原健一』のことから『川崎』のことを云い出したと思ったら、どうして、『サザエさん』の話をし出したんだろう?でも…)」
と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏の言動に相変らず翻弄されつつも、自らの思い入れがある『サザエさん』のこと、というか、『サザエさん』に関連した『福岡』の地のことを語らずにはいられず、エヴァンジェリスト氏に熱いiMessageを送る。
====================================
「前にも話したことあるう思うが、福岡の西新から百道浜まで『サザエさん通り』があるし、アンタかて、そこを歩いたことあるやろ」
「ああ、歩いたけえ。確か、サザエ・カツオ・ワカメの銅像なんかがあったあ、思うのお」
「ワテ、百道の浜では、子どもの頃、海水浴もしたし、1999年3月から2001年3月までの2年間、福岡転勤で、百道浜のマンションに住んでたんや。ミレニアム福岡ちゅうことやな」
「アンタあ、福岡生れじゃのに、福岡転勤の前は、福岡は田舎じゃろう、とようけえ心配しとったのお」
「いや、福岡生れいうても、物心つく頃にはもう引っ越しとったさかいな。でも、転勤した福岡はエカッタで。住んどったトコは、百道浜や。百道浜は、福岡で最先端のトコや。そこのマンションの14階に住んどったんや。 ワテ 2階以上に住むの初めてやったんねん。今は、そのマンションの前に高層マンションがでけて見えへんようになったみたいなんやが、当時は、海も見えて快適やったで。マンションの前は福岡市博物館で、ここには『金印』があったで」
「まさか、アンタの『金印』なんじゃないよのお?」
「アホンダラ、オゲレツは止めえ、云うとるやろが!志賀島で発見されたちゅう『漢委奴国王』の『金印』や。この博物館では、ミイラ展もあったんや。そん時は、ワテは、ミイラの側で寝ていたことになっとったわ。どや、凄いやろ?!」
「アンタが百道浜におった頃の、『ミイラ展』は、正確には、2000年2月3日(木)~ 4月2日(日)開催の『大英博物館 永遠の美と生命 古代エジプト展』じゃろ。若い男性のミイラも展示されとったみたいじゃ」
「またデジタル・ハンターしたんやな。まあ、エエわ。ワテの住んどったマンションからは、福岡タワーと福岡ドームは歩いて5分やったで。通勤も楽々やったで。西新から会社のある天神まで4駅8分や。 家を8時半過ぎに出て余裕で9時前に会社の机に座っとったで。もっと長く福岡にいたかったわ」
「毎日、『サザエさん通り』を歩いとったんじゃね」
「ああ、せやで。せやさかい、『サザエさん』のことやったら、黙ってられへんのや」
====================================
「(実のところ、『サザエさん』のことはどうでもいいんだが、福岡は本当にいい街だった。天神が懐かしい。『天神イムズ』も『天神コア』も閉店したそうだが、『イムズ』も『コア』もあんまり行ったことはなかった。天神なら『岩田屋』が中心だった。それも今の『岩田屋本店』の前身の『岩田屋Zサイド』によく買い物に行ったもんだ。『岩田屋Zサイド』は。『新宿伊勢丹』のような位置付け(要するにオシャレ)で、西鉄に隣接した昔の『岩田屋』は、『東急東横線店』のような感じだった。それが、いつの間にか『岩田屋Zサイド』が『岩田屋本店』になっとったのには驚いた。『ソラリア』にもよく買い物に行ったなあ。『ソラリア』には。『福岡のハンズ』があったけど、店の名前は忘れたなあ)」
と、ビエール・トンミー氏の脳は、2000年頃の福岡・天神に飛んでいた。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿