「(でも、ティッシュといえば、やっぱり『クリネックス』だ。ミネラルウオーターだって、絶対に『エビアン』という拘りがある。今は麦茶を飲んでるが、昔は、『エビアン』を箱買いしてたもんだ)」
と、ビエール・トンミー氏が、イイ物に拘りを持つ自らに誇りを感じ、またまた誰も見ていないのに、胸を張って見せた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、まるでその様子を見ていなかったかのような、いや、見ていなかったようで見ていたようなiMessageが入った。
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「『男は東大、女はお茶の水』みたいな感じじゃろう」
「なんや、いきなり?『スコット・ペーパー』ちゅう会社のこと、話してたんやないか?」
「でも、アンタのことじゃ。『男は東大、女はお茶の水』みたいなこと思うたじゃろ?」
「なんや、その『男は東大、女はお茶の水』ちゅうんは?」
「アンタとワシが出会うた『広島皆実高校』の1年7ホームの時の英語のお爺さん講師が、東大出身で、授業の度に、『男は東大、女はお茶の水』云うて、ワシらに東大を目指すよう云うとったじゃないねえ」
「知らんて、『広島カイジツ高校』なんて」
「アンタあ、『男は東大、女はお茶の水』みたいに、『ティッシュは、「クリネックス」』と思うたじゃろ」
「まあ、それはそん通りや」
「で、『ミネラルウオーターは、「エビアン」』とでも思うたじゃろ?」
「なんで知ってんのや!?なんか気持ち悪いやっちゃなあ。でも、確かに、ミネラルウオーターといえば、『エビアン』だ。昔は『水を買う』という行為が信じられへんかったが、今は、『水を買う』のは普通や。ワテは、ミネラルウオーターはフランスから直輸入の『エビアン』が一番エエと思うてるで。一度でエエから、『エビアン』で満杯にした風呂に入りたいくらいや」
「その風呂には、『内田有紀』も一緒に入るんじゃろ?それとも『アグネス』かいね?」
「『内田友紀』の方がエエなあ。なんっても若い。『アグネス』は、ワテとほぼ同じ歳や」
「でも、『アグネス』の方が『巨●』なんじゃないん?」
「そうやてな。『アグネス』は『巨●』やてな。ホンマのファンの時は(つまり、若かった頃は)、知らんかった。今は天然の『アグネス』がオモロイと思っとるんや」
「本当に、オモロイと思っとるだけかいね?」
「ホ、ホ、ホンマや」
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「(おお、おお、マズイ、マズイ)」
と、ビエール・トンミー氏は、iPhone14 Proを持たぬ左手を自らの股間に当てた。
(続く)
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