「(うっ!マズイ、マズイ!いや、ちょっと『元気』になれそうだ。不整脈は調べてもどこにも異常はなかったけど、不整脈があるのは確かなんだから、入院してみるか)」
と、ビエール・トンミー氏が、心中によからぬ企みを抱いていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、どこかションビリした様子がうかがえるiMesageが入った。
====================================
「ワシ、どんな綺麗な看護師のお姉さんでも、坐薬挿れてもらいとうなかったけえ」
「勿体無い話やで」
「いやの、ワシ、自分のケツの穴をうら若い女性に見られとうなかったんじゃないんよ。ワシ、その辺の羞恥心は持っとらんけえ」
「ああ、アンタの辞書には『羞恥心」ちゅう言葉はあらへんやろな」
「ワシ、うら若い女性でもアンタでも、ケツの穴は、見せるだけならなんぼでも見せたげるけど…」
「やめえや!間違うてもアンサンのケツの穴なんか見とうあらへんで」
「でも、アンタあ、『ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!』と云うたじゃいないねえ。『ケツの穴から手ぇ突っ込む』為には、先ず、ワシのケツの穴を見んといけんじゃろう」
「アンサン、アホか?!『ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!』いうんは、例えや、ギャグやないか」
「え?『ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!』は、ギャグじゃったん?」
「当り前やないけ!誰が、ホンマに、アンサンのケツの穴から手ぇ突っ込むもんかいな」
「なんねえ、ギャグじゃったんねえ。アンタ、『岡八郎』のことを『たこ八郎』みたいな云い方しとったけえ、バカにしとるんじゃあ思うとった」
(参照:チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その82))
「はあ?なんで、ここでまた『岡八郎』が出てくんのや?」
「白々しいのお。『ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!』いうんは、『てなもんや三度笠』で『藤田まこと』演じた『あんかけの時次郎』のギャグ『耳の穴から指突っ込んで、奥歯ガタガタ言わせたる』を『吉本新喜劇』の大スターでじゃった『岡八郎』が改変したもんらしいじゃないねえ」
「ああ、せやったんかあ。そないなことは知らんへんで」
「ホイジャったら、なんで、ワシに『ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!』いうこと云うてきたん?」
「そら、アンサンが、また、『コーガン』なんちゅうオゲレツなことを云い出してきたからやないけ」
「なんねえ、アンタあ、オゲレツじゃねえ」
====================================
「(はああん?『コーガン』なんて、直截的なオゲレツ言葉を使ってきたのは、自分の方だろうに!)」
というビエール・トンミー氏の怒りの頭の中に、皺だらけのモノが浮かび、揺れた。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿