「(そう云えば、云われたことがあった…『う~ん、イケズなお人やわあ』って)」
と、ビエール・トンミー氏が、その昔、京都に出張した時、接待を受け、祇園のある店に行き、店の女性にそう云われたことを思い出し、思わず、股間に手を伸ばした時、友人のエヴァンジェリスト氏からiMessageが入った。
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「まあ、アンタのことじゃ。オナゴはんに『イケズ』云われたんは、一度や二度じゃやないじゃろうが」
「おお、まあ、そんなとことやな」
「でも、勘違いしんさんなや。ワシがアンタに『イケズ』云うたんは、そういう意味じゃないけえ」
「どういう意味やねん?どないな意味か知らへんが、そないな意味でアンサンから『イケズ』云われとうあらへん」
「アンタあ、とうに知っとったんじゃね。『オクラホマ・ミキサー』が元は、『オクラホマ・ショティッシュ』じゃったあ、いうことを」
「おお、ホンマにせやったんか!?」
「『オクラホマ・ミキサー』は、『オクラホマ・ショティッシュ』を元に『玉置』さんが作ったフォークダンスなんじゃと」
「『玉置』さん?」
「『一週間のご無沙汰でした』じゃないけえね」
「おお、懐かしなあ。『玉置宏』やな。『お口の恋人』の『ロッテ歌のアルバム』の司会しとったなあ」
「『お口の恋人』いうて、アンタあ、イヤラシいのお」
「アンサン、何考えてねん?」
「でも、『オクラホマ・ミキサー』の『玉置』さんは、『玉置宏』じゃないけえ」
「そりゃ、そやろな」
「『オクラホマ・ミキサー』の『玉置』さんは、『たまき』さんで、『一週間のご無沙汰でした』の『玉置宏』は、『たまおき』じゃけえね。まあ、今、巷で話題になっとるように、実は戸籍には名前に読み仮名が振ってないけえ、『玉置』を『たまき』と呼んでも『たまおきと呼んでもエエし、もっと云うたら、『トンミー』と呼んでもエエんじゃけどね」
「『たまき』さんでも『たまおき』さんでも、ほんで曲がり間違うて『トンミー』さんでも、『ロッテ歌のアルバム』の司会の『玉置宏』が、『オクラホマ・ミキサー』を作ったとは思わへんで。」
「『オクラホマ・ミキサー』の『玉置』さんは、安全なところにおる『玉置』さんでもないけえね。安全なところにおる『玉置』さんは、『たまおき』じゃのうて『たまき』なんよ。でも、違うけえね」
「また妙なこと云うてけつかんねんなあ。安全なところにおる『玉置』さんて誰や?安全なところにおる、ちゅうことは、言い換えたら、危険なところの直ぐ側におる、ちゅうことやないんか?危険と隣り合わせやさかい、安全なところ、ちゅうことになるんやないんか?危険が迫っとらへんかったら、安全もクソもあらへんさかいな」
「うおー!アンタあ、本当に慧眼じゃねえ。あ、間違えんさんなよ、『コーガン』じゃあないけえ」
「ワレ、ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!」
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「(うっ…ボクとしたことが、ちょっと酷過ぎる表現を使ってしまった)」
と、ビエール・トンミー氏は、思わず吐いてしまった自分の言葉を恥じ、iPhone14 Proを持っていない方の手、つまり左手で自らの頭を抱えた。
(続く)
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