2023年7月24日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その193)

 


「(そう云えば、確か、『第1のコ~ス!』とか『ドン・ショランダー』のこととかを話してたところから、話がどんどん逸れて行ったんだ)」


と、ビエール・トンミー氏が、1964年の東京オリンピックの記憶に立ち戻った時、友人のエヴァンジェリスト氏からも、話をその時代に戻すようなiMessageが入ってきた。



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「宇部市じゃったけど、アンタも、山口県で小学校時代過ごしたんじゃろ。『長州力』は、徳山市(今は、周南市になっとるけど)生れで、小学校は、『徳山市立徳山小学校』じゃったんよ。『カープ』の『炎のストッパー』じゃった『津田恒実』も『徳山市立徳山小学校』じゃったらしいんよ」

「ワテには、関係あらへん!」

「ワシは、関係あるんよ。母方の祖母が亡くなったんは、徳山市で、住んどった家は、はっきりは覚えとらんのじゃけど、多分、『徳山市立徳山小学校』の近くじゃったんよ。同居しとった伯父が、転勤で徳山勤務じゃったんよ、その頃」

「ワテは、確かに宇部市には住んどったけど、徳山市行ったことあらへんさかい、関係あらへんで。やから、『長州力』のことも、その『津田ナントカ』のことも知ったこっちゃあらへんのや」

「『津田恒実』は兎も角、『長州力』のことは関係ないことはないじゃろうがいねえ。ワシが、母方の祖母が亡くなって、お通夜で、伯父の徳山の家に泊った時に、布団の中で、『第1のコ~ス!ビエール・トンミーくん!』みたいなことを云うて、親戚の人たちに大ウケしたんよ」



「アンサン、自分のお婆さんのお通夜で、そないなお巫山戯してたんか。今と変わらへんお調子もんやな。ある意味、アンサンらしいで」

「その時、伯父の家の近くに住んどったかもしれん『長州力』も、ワシの『第1のコ~ス!』とオリンピックの真似するんを聞いとったかもしれんのんよ。その頃はまだ、『長州力』は将来、自分がオリンピックのことで苦しい思いをするとは思っとらんかったじゃろうけどのお」

「あんな、『長州力』は、アンサンの親戚か?せやなかったら、アンサンが伯父さんの家で『第1のコ~ス!』とか云うのは、近所に住んどっても聞こえてるかいな。それに、なんで、ワテは、アンサンとオリンピックのことやら『長州力』のことなんかを話さなあかんのや?」

「そりゃ、アンタが、名前の研究で、名前に地名を付けることを話してきたけえ、『長州力』も山口、つまり、『長州』出身じゃけえ、その名前になったいうて説明したんじゃないね」

「いや、アンサン、その前から『長州力』の名前出してたような気がするで。なんでや?」

「おお、ようようそこに話を戻してくれるんじゃね」


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「(ホントにムカつく奴だ。話を逸らしに逸らしてきたのは、アイツのほうなのに!)」


と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏がすっとぼけて北叟笑む顔を思い浮かべ、音がする程に歯軋りをした。



(続く)






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