「(70歳を間近に控えて未だに『欲望』だらけのアイツには辟易だが、うーむ、反面、ほんの少しだが、羨ましくもある。ボクも、もっと『元気』にならないものか…)」
と、ビーエル・トンミー氏が、視線をソコに落とすように項垂れた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、『欲望』と関係あるのかないのか不明であるだけではなく、何もかもが意味不明なiMessageが入った。
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「まあ、『その辺』いうんは、場所で云うたら、勿論、大久保なんじゃけど、『その辺』いうんは、別に大久保だけじゃないじゃろ」
「場所は、大久保なのに、大久保だけやない、て?意味判らへんで」
「またまたオトボケかいねえ。『クラゲ』ようねえ」
「『クラゲ』?韓国料理に『クラゲ』の料理あるんか?」
「『クラゲ』の韓国料理?ああ、『クラゲの冷彩』いうんがあるみたいじゃ」
「『クラゲの冷彩』?」
「ワシ、食べたことないけえ、よう知らんのんじゃけど、お酢とニンニクの入った『クラゲ』の料理みたいで、なんか『パワー』が出るみたいなんよ。アンタ、やっぱり『クラゲの冷彩』に興味あるん?」
「なんか美味しそうやな。一回、食べてみてもエエなあ」
「ふふ。『クラゲの冷彩』で、『元気復活!』したいんじゃね?」
「オゲレツや止めれ、云うとるやろ。で、その『クラゲの冷彩』を食べさしてくれる韓国料理の店は、大久保以外の場所にもある、ちゅうことなんか?」
「アンタあ、本当にオトボケが上手じゃねえ。『クラゲ』いうても逆立ちした『クラゲ』よおね」
「『クラゲ』が逆立ち?『クラゲ』は、元々、海の中であっちゃ向いたり、こっちゃ向いたり、上向いたり、下向いたりして、ふ~らふら泳いでんのとちゃうんか?そやから、そりゃ、そのふ~らふら泳いどり最中に逆立ち状態になることもあるやろけど、逆立ちしてもせんでも『クラゲ』は『クラゲ』やないか」
「アンタあ、『研ナオコ』なん?」
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「(は?『研ナオコ』?どうしてまた、いきなり『研ナオコ』が出てくるんだ?最近、CMでよく見るような気がするけど….確か、『プチプチ…』って歌ってたような)」
と、ビエール・トンミー氏は、『研ナオコ』がどんな格好をしてだったかは思い出せないが、何か踊りながら歌っている姿を思い浮かべた。
(続く)
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