「(アイツ、云うことにヒネリがないだけはなく、『20世紀フォックス』の社名の謂れも知らないんだろう)」
と、ビエール・トンミー氏は、予めの優越感に浸りながら、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に対して、所謂『上から目線』なiMessageを送った。
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「アンサン、『20世紀フォックス』が何で、そうゆう名前になったんか知らんやろ」
「ああ、そりゃ、20世紀にできた会社じゃけえじゃろ」
「そういうこと云うてんのとちゃうねん」
「ほいでも、『20世紀フォックス』は、21世紀になったら、『21世紀フォックス』になった(正確には、『21世紀フォックス』の部門になった)んじゃろ?」
「アンサン、急いでデジタル・ハンターしたんやな。『20世紀フォックス』とか、『21世紀フォックス』、そのディスニーに依る買収、その結果としての『21世紀スタジオ』なんかは、ちょっとややこしいねん。でも、説明したってもエエんやけど、問題は、そこやあらへんのや。『20世紀フォックス』の名前の由来をアンサンに訊いてんのは、『20世紀』の部分とちゃうねん。『フォックス』の部分や。『20世紀フォックス』は元々、合併ででけた会社で、『20世紀』の部分は、『20世紀ピクチャーズ』からきとって、『フォックス』の部分は、『フォックス・フィルム・コーポレーション』からきてんのやけど、その『フォックス・フィルム・コーポレーション』の『フォックス』は何や?ちゅうて訊いてんのや」
「ああ、ディスニーに買収されたんじゃけえ、『21世紀マウス』とか『21世紀ダック』にした方が良かった、いうことなん?」
「ほーら、アンサン、やっぱり『フォックス』のこと、キツネやあ、思うとったんやろ。でもな、『20世紀フォックス』の『フォックス』は、創業者の名前なんや」
「おお、今(2023年9月)、話題の会社『J』ナントカと同じじゃね。問題(いうか犯罪)を起こした創業者の名前を冠した社名じゃけど、名前は変えんそうで、問題になっとるけど、まあ、歴史上問題のある歌でも、なんだかんだ理屈をつけて歌うことを強制までする国じゃけえね。その強制を認める人がもし、話題の会社が社名変更をせんのはケシカラン云うんじゃったら矛盾じゃね」
「また、そないなセンシティブなこと云い出して、『フォックス』のことをキツネやあ、思うとったんを誤魔化そうとしてんのやな」
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「(アイツの書いたBlogなんて、多分、世界で2人くらいしか読んでないだろうから、何を云おうと書こうと問題になんかならないだろうが、アイツが真面目なことを論じ始めると面倒臭い)」
と、ビエール・トンミー氏は、口中で唾を吐き出すようにした。
(続く)
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