「(まあ、ある意味、アイツは大したもんだ。アイツ、『Windows』は、サラリーマン時代、『Windows』用のアプリケーション・システムを売り、会社でも『Macintosh』使いではあったものの『Windows』も使ったことがなくはないとはいえ、余りよく知らない『Windows』について困っている人のサポートをして、問題解決をしているんだからなあ)」
と、ビエール・トンミー氏が、自分もiPhoneのことで分らないこと、困っていることがあれば、友人のエヴァンジェリスト氏に直ぐに連絡し、対応してもらっていることを思い出していると、そのエヴァンジェリスト氏から、全く予期せぬ言葉のiMessageが入った。
====================================
「『Maxwell』よおね」
「はあ?いきなり、コーヒーがどねしたんや?」
「いや、『ビル・ゲイツ』のお母さんが、『Maxwell』のコーヒーを飲んどってじゃったかどうか知らんけど、コーヒーのこと云うとるんじゃないんよ」
「なんで、ここで『ビル・ゲイツ』はんのお母はんが出てくんねん?」
「そりゃ、『ビル・ゲイツ』のお母さんが、『Maxwell』さんじゃけえよね。お母さんの名前は、『メアリー・アン・マクスウェル・ゲイツ(Mary Ann Maxwell Gates)』で、結婚前は、『メアリー・アン・マクスウェル・(Mary Ann Maxwell)』で、要するによね、『Maxwell』さんなんよ」
「それがなんやねん?」
「『Maxwell』は、スコットランド系の名前らしいんよ」
「やからあ!それがなんやねん?」
「『Maxwell』は、元々は、『Mackeswell』と書いとったんじゃと」
「なんや、『Windows』を世に出した『ビル・ゲイツ』のお母はんの名前が元は『Mackeswell』と書いて、最初の文字が『Mac』やから、『Windows』が『Macintosh』と関係ある、云うんか。そりゃ、ちと強引やで」
「ほうじゃないんよ。『Maxwell』つまり『Mackeswell』は、『well』が『泉』いう意味で、『マックさんの泉』いうことらしいんよ。で、『Macintosh』の『Mac』は、『~の子』いう意味じゃけえ、『マック』違いなんよ」
「なら、『Windows』と『Macintosh』は、関係あらへんやろ」
「いやの、『~の子』いう意味の『Mac』は、元々、やっぱりスコットランド系の名前に付くもんじゃけえ、その意味で、スコットランド系の名前を持つお母さんを持つ『ビル・ゲイツ』が世に出した『Windows』は、『Macintosh』と関係なくはないかもしれんのんよ」
「アンサン、それ、強引ちゅうことに変わらへんで」
====================================
「(アイツ、またネットでデジタル・ハンターして得た知識を、あたかも前から知ってかの如く持ち出してきやがった)」
と、ビエール・トンミー氏は、友人のエヴァンジェリスト氏が、ネットという海から釣ってきた魚を竿にぶら下げたまま、自分の前に突き出してきているように感じ、右手に持つiPhone14 Proから身を避けるようにした。
(続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿