「(『フォックス』…『20世紀フォックス』…『20世紀』…『20th Century』…『Coming Century』…『カミセン』…『トゥエニー…』…あ、『トニセン』?…『カミセン』、『トニセン』…あ!)」
と、ビエール・トンミー氏が、ようやく『トニセン』出現の『元』まで遡った時、友人のエヴァンジェリスト氏が、それと同時に、その『元』の名称を告げるiMessageを送ってきた。
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「そりゃ、アンタが、ワシの知らん『V6』内のグループ『ホムセン』を持ち出してきたけえよおね」
「ちょっと待ちいや。どこの誰が、『V6』内のグループ『ホムセン』を持ち出したんや!?いや、アンサン、また話を捻じ曲げてくるさかい、もっと正確に云うとやな、ワテは、『ホムセン』のこと話し出したけど、『ホムセン』が『V6』内のグループや、とは云うてへん。アンサンが、勝手にそう決めつけて、ちゅうか、分ってて態と『カミセン』とか『トニセン』とか、話をあっちゃの方に持って行ったんや」
「『あっちゃ』?いや、ワシ、『花菱アチャコ』のことは今は、話そうとしとらんで」
「おお、また危ない、危ないでえ。『むちゃくちゃでござりまするがな』。アンサン、ホンマ油断も隙もあらへんな。『花菱アチャコ』は関係あらへん。ワテが云う『ホムセン』は、『ホームセンター』のことや」
「『ホームセンター』が『ホムセン』じゃあなんて、聞いたこともないし、『ホムセン』が『ホームセンター』の略称じゃあなんて、想像つかんでえ。『ホムセン』と云われたら、『カミセン』とか『トニセン』とかの関係かあ、思うんが普通じゃ」
「『ホムセン』から、『カミセン』、『トニセン』になるんはどうかあ、思うけど、アンサン、珍しゅう、まともなこと云うやないか」
「『カミセン』、『トニセン』じゃあなかったら、せいぜい、『銭形平次』か『大道芸人』の関係かあ、思うじゃろう」
「おおーっと。その手には乗らへんで」
「おーっと、そりゃ、無理じゃろう」
「は?何が無理なんや?その手には乗らんようにするんは、ワシの意志一つやろ」
「いやの、絶対に、とまで云えんけど、どんな凄い大道芸人でも、アンタを手の上に乗せてジャグリングなんかすることはできんじゃろう」
「はあああああ!??????」
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「(くーっ!乗ってしまったあ。と云うか、乗ってしまった訳では決してないが、アイツが勝手にボクを『その手に乗せて』しまったんだ!)」
と、ビーエル・トンミー氏は、屈辱感から、下唇を歯で噛んだ。
(続く)
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