2023年10月11日水曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その272)

 


「(だけど、どうして、『ジョブズ』で『Asahi』になるんだ?あ!その『翠町』の隣の『西旭町』に『スティーブ』という外国人でも住んでいたんだろうか?)」


と、ビエール・トンミー氏が、そう思いながらも、当時(1970年代)はまだ、外国人(西洋人)が普通に日本の、それも広島市の住宅街に居住するような時代ではなかった、と頭を振っていると、友人のエヴァンジェリスト氏から、ようやく謎解きのiMessageが入ってきた。



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「『マッキントッシュ』いうたら、日本じゃあ『旭』なんじゃと」

「え?『マッキントッシュ』が『旭』?」

「ほうなんじゃと。『マッキントッシュ』いう林檎は、日本じゃあ『旭』いう品種なんじゃと」

「なんや、そないなことなんか。アンサン、それをまあ、くどくどと、『Asahi』いうて、『アサヒビール』、『村木勉』じゃのうて『村井勉』はん、『旭町』まで持ち出して話をゴチャゴチャにしてきたんか!そもそも、『スティーブ』はんが、なんで林檎の品種の日本名を使うんや!?」

「ほうじゃねえ、結局は、『マッキントッシュ』は、『Macintosh』いう名前で発売されたけえ。『ジョブズ』は『Asahi』(旭)を使わんかったんよ。『ジェフ』に気を使うたんかもしれん。『ジェフ』は、『ジョブズ』とは確執があって、『マッキントッシュ』が製品として販売される前に『Apple』を辞めたんじゃけど」

「『ジェフ』?また、訳の分らん名前出してきよったで」

「『ジェフユナイテッド市原・千葉』のことじゃあないけえね。『ジェフユナイテッド市原・千葉』は、サッカーのチーム名で人間じゃあないけえ」

「また余計なことを云いよって」

「『ジェフ・ラスキン』のことじゃけえ。あ、間違えんさんなよ。『ダスキン』じゃないけえね。『ジェフ・ラスキン』は、掃除やドーナッツが好きじゃったかどうかも知らんけえ」



「はあああ!!??態とらしい、くだらん云い間違いは、エエ加減にしいや!『ダスキン』が、掃除の会社であると同時に、『ミスタードーナッツ』を運営しとるんは、海外の読者には分らへんで」

「え?何なん、『海外の読者』いうんは?」

「シラを切るんやな」

「それに、云い間違いじゃないんよ。アンタが、聞き(見)間違えするんじゃあないかあ、と心配したんよ」

「いらん世話や。あ、インランな世話やあらへんで」

「アンタこそ、くだらん云い間違いするじゃないねえ。まあ、エエけえ。『ジェフ・ラスキン』は、『Apple』で『Macintosh』のプロジェクトを立ち上げた人なんよ。『ジェフ・ラスキン』は、林檎の『McIntosh』が好きじゃったけえ、『Macintosh』いう名前にしたんじゃと」

「はあ?え?ええ?」


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「(ふん!アイツ、墓穴を掘りやがった)」


と、ビエール・トンミー氏は、膨らませた鼻腔から強く息を吐いた。


(続く)






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