「(『Macintosh』に興味はなくはない。今の『iMac』も買いたい衝動にかられ、それを抑えるのに苦労したものだった。そこにある『MacBookAir』も格好良かったから買ったんだ。でも、MacOSに違和感を感じてほとんど(全然と言っていいだろう)使わず、結局飾りだけに終わっている。それなのに、どうしてボクは今、アイツと『Macintosh』論議をしているんだ?)」
と、ビエール・トンミー氏は、魔法のランプから出てくる『魔人』のように、
ベッドサイドの本のラックにしまったままの『MacBookAir』から出てきたようにも見えたアイツこと友人のエヴァンジェリスト氏に向けて、根本的な疑問をiMessageで投げつけた。
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「あんなあ、『McIntosh』でも『Macintosh』でも、どっちゃでもエエんや、ワテは。なんで、アンサンとそないなこと話さなあかんねん?」
「アンタあ、もう忘れたん?『マクドナルド』は、『McDonald』で、『Mac』じゃのうて『Mc』じゃあいうことを説明してあげとって、そこから『Macintosh』の話になっとったんじゃないねえ」
「ああ、せやった。….んん?でも、なんで『マクドナルド』のこと、話してたんや?」
「しっかりしてえや。『マック』か『マクド』か、よおねえ。フランスでもマクドナルドのことを『マクド』と呼ぶんじゃあ、いうて、そこに『Maquereau』が関係しとることをワシに説明させたるう云うとったのに、『Maquereau』は『鯖』じゃけえ云うて、『鯖バーガー』のことやら、どんどん話を逸らしていったじゃないねえ」
「いや、逸らしたんは、アンサンやないけ」
「いい加減、フランスでもマクドナルドのことをなんで『マクド』と呼ぶんか、そこに『Maquereau』がどう関係しとるんか、説明してもええんね?」
「ああ、説明せえ、説明せえな」
「『Maquereau』は、アイルランドの『鯖』でもスコットランドの『鯖』でもないんよ」
「そりゃ、『鯖』に国籍はないやろ」
「つまり、『Maquereau』は、『Mc』の『McDonald』とも『Mac』の『Macintosh』とも関係ないんよ」
「あるとは思わへんで」
「じゃけど、『Maquereau』は、『mac』なんよ」
「それは知っとるけど….は?まさか、『鯖』が『マック』食べたり、『Mac』使うたりする訳ないやろ?」
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「(アイツ、態とこちらが混乱するような云い方してくるんだ)」
と、ビエール・トンミー氏は、食べかけの『マック』片手に『Mac』を操作する友人のエヴァンジェリスト氏の姿を想像し、憎しみを口辺に浮かべた。
(続く)
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