「(そうだ、そうなんだ。『マクドナルド』が、フランスでは、関西と同じように『マクド』と呼ぶこと、そして、その理由が分ったが、それがなんだって云うんだ?)」
と、ビエール・トンミー氏が、『マクド』までの来し方を頭部の後方へと思考を遣る事に依り思い出そうとしていると、『マクド』まで連れて来た友人のエヴァンジェリスト氏から謂れなき批判のiMessageが届いたのであった。
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「アンタあ、『マクド』のことが判ったけえ、いうて、片なんか付いたと思わんでや」
「なんやてえ!それこそ、まさにこっちのセリフやないかあ!」
「ということは、アンタもまだ片は付いとらんと認識しとるんじゃね。それならエエんよ。『マクドナルド』のことを『マクド』云うんは、関西だけじゃのうてフランスでもそうじゃあいうても、『マクド』云うんはワシは好かんけど、問題は、『マクド』じゃないんよ。もう一回、云うけどのお、他の国の『マクドナルド』は知らんけど、日本の『マクドナルド』は、持ち帰りも店内飲食も同じ値段なんよ」
「そりゃ、そうなんやないか。当然やろ。…いや、おかしいで、消費税や。消費税はどうなってんねん!?せや、せや、食品は、店で買うたもんを持ち帰ったら8%で、買うた店でそのまま食べたら(イートインやな)、10%取られるんやろ」
「アンタ、そのこと、前にも云うたで」
「前でも後でもエエ、あ!これ云うたら、アンサン、また『後ろから前からどうぞ』とか、オゲレツなこと云うやろ」
「ワシ、な~んもそうようなこと云うとらんのに、そう云うんは、アンタの方がオゲレツじゃないねえ」
「五月蝿いでえ。前に云うとろうと云うとるまいとやな、食品の消費税は、店で買うたもんを持ち帰ったら8%で、イートインやったら10%やないか。なのに、なんで、『マクドナルド』は、『持ち帰りも店内飲食も同じ値段』ちゅうことになんのや?」
「アンタあ、若い頃、『お持ち帰り』が得意じゃったんじゃろ?」
「は?『持ち帰り』が得意て、何や?『持ち帰り』に得意も得意でないもあんのか?」
「惚けるんが上手いのお。アンタくらいの美貌と知性があったら、オナゴは、ホイホイと、自分の方から『持ち帰ってえ~』と云うて来たんじゃろ?」
「なんや、合コンの話かいなあ」
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「(アイツう、また、話をオゲレツに持って行こうとしている。しかも二番煎じだ。アイツ、もう『マック』の本当の『持ち帰り』に引っ掛けて、『マック』の美女店員を『Take out』とかなんとか、オゲレツ話したくせに、今度は、『合コン』での『お持ち帰り』と、似たようなオゲレツに話を持って行こうとしてる。ボクのことを耄碌したみたいに云ってるけど、アイツの方こそ、耄碌してきたんじゃないのか?)」
と、ビエール・トンミー氏は、老いて背中を丸めた友人のエヴァンジェリスト氏が、まさに二番煎じのお茶を啜る姿を想像した。
(続く)
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