2023年10月28日土曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その289)

 


(あれ?だけど、どうして、『ヒモ』くんのクルマのナンバーの話になっているんだ?)」


と、ビエール・トンミー氏が、ふと我に返り、疑問を抱いた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、逆に、疑問を生じさせた責任を問うIMessageが入った。



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「アンタ、『ヒモ』くんが乗っとったクルマのナンバーのこと、思い出させんさんな、云うたのに、なんねえ。ワシ、『ヒモ』くんのこと話すん、辛いんじゃけえね」

「すまん、すまん。けど、元々、『ヒモ』くんのこと話してきたんは、アンサンやないか。『ヒモ』くんは、『ヒモ』だけど、そう、『ゼゲン』やあらへん、て」

「ほうなんよ。それをアンタが、『ゼッケン』の話し出したけえ、いけんのんよ。『ヒモ』くんは、『ヒモ』じゃけど、『ゼゲン』いう意味の『ヒモ』じゃあなかった、と説明しとったのに。ええね、『ヒモ』くんの奥さん、つまり、ワシの義理のお姉さんは、会社経営もしとるし、人間的にもそりゃあ立派で優しい、凄いエエ人じゃけえね。『ゼゲン』は遊女なんかの『ヒモ』のことじゃけえ」



「あ!『ゼゲン』て『女衒』かいな?そりゃ、『ヒモ』くんは、『女衒』やあらへんかったなあ。でも、『ヒモ』くんは、そのアンサンの義理のお姉さんに、そりゃ、立派に『負んぶに抱っこ』されとったお人やったけどな」

「じゃろ。フランス語の『Maquereau』は『鯖』じゃけど、俗語で『女衒』とか『ヒモ』いう意味もあって、特に、『Maquereau』の短縮形の『mac』は、『女衒』とか『ヒモ』いう意味になるけえ、フランスでは、『mac』いう言葉はあんまり使わん方がエエんよ。じゃけえ、『マクドナルド』は、フランスでは、『Mac(マック)』云わんと『McDO(マクド)』と、関西人と同じような云い方するいうことじゃろ。この説明で合うとる?」

「ああ、そういうことやったんかあ….あ!いや、合うとるで。アンサンの説明で間違いあらへん」

「あ~あ、ここまで説明するんに、えろう時間がかかったでえ。ワシ、疲れたけえ」

「おいおい、それは、こっちのセリフやで。アンサン、ほんまにあっちゃこっちゃ話を脱線させるさかい、ワテ、振り回されて、もうヘトヘトやでえ。でも、これでようよう片がつい…あれ?」


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「(いやいや、片なんか付いてないぞ)」


と、ビエール・トンミー氏の胸の内に、疑惑の黒い雲が湧き上がってきたのであった。


(続く)






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