「(『Mac』は、スコットランド系、『Mc』は、アイルランド系なんだろうから、それのどこが、『ほぼその通り』なんだ!?アイツ、『スコッティ・ティッシュ』のことで、アイルランドとスコットランドのことを散々、語っていたから、『Mac』と『Mc』のことくらい、容易に想像はつくというもんだ。)」
と、ビエール・トンミー氏が、ベッドサイド・テーブルに置いた『クリネックス・ティシュ』を1枚取り、怒りのせいか僅かながら出てきた洟を拭いた時、友人のエヴァンジェリスト氏から、『ほぼ』を解説するような、こちらを揶揄うようなiMessageが入ってきた。
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「『マック』か『マク』か、いうんは、日本語の発音いうか表記の問題じゃけえ、本筋とは関係ないんよ。アンタ、『マック』とか『マク』とか云わんかったら、良かったのにのお」
「それやったら、『ほぼその通り』やのうて『その通り』やった、云うんか?」
「いや、それからのお、残念ながら、『マッキントッシュ』は、元は『マック+イントッシュ』(『イントッシュ』さんの子や)いうんも、ちょっと違うんよ。『マック+イントッシュ』じゃのうて、『マック+イン+トッシュ』じゃったら、あの男が喜んだじゃろうがのお」
「はああ?『あの男』?」
「『トシ』よね」
「『トシ』?」
「ああ、『トシ』いうても、『X Japan』の『Toshi』でもないし、『タカアンドトシ』の『トシ』でものうて、ワシの知り合いの男よねえ」
「は?『あの男』かいな?」
「ほうよ。じゃけえ、『あの男』云うたじゃろう」
「アンサンの知り合いだけあって、アンサンに負けんオゲレツな奴やろ?一回、会う時も、オゲレツ臭でワテの鼻がひん曲がりそうやったで。その『あの男』が、何を喜ぶんや?」
「あの『トシ』がの、仕事の提携先のアメリカ企業のマーケティング担当が日本に来て、マーケティングを教えてくれた時に、そのマーケティング担当の人に、自分がマックを食べたら、『マック+イン+トッシュ』じゃ、云うたんじゃと」
「は?」
「『トシ』が若い頃、初めて海外出張した時に、提携先企業の日系アメリカ人が、提携先のメンバーに、『Please call him “Tosh”.』云うて、出張中、ずっと『Tosh!』いうて呼ばれとったんじゃと。向こうじゃあ、直ぐにニックネームで呼ぶじゃろ。で、そこから、『トシ』は自分のことを『トッシュ』じゃと思うようになったんよ」
「どうでもエエがな」
「での、じゃけえ、自分マックを食べたら、マックが自分(トッシュ)の中に(イン)あるけえ、『マック+イン+トッシュ』じゃ、いうことじゃっったんよ」
「アホらし」
「提携先の企業のマーケティング担当も苦笑いしとったそうじゃ」
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「(ふん!アイツ並みのサイテーな駄洒落だ。それをよくも提携先のアメリカ人に云ったなんて、日本の恥だ)」
と、ビエール・トンミー氏は、自分のことでもないのに、赤面した。
(続く)
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