「(『トシ』というオゲレツ男のことは知らないでもなかったが、『村井』なんて知らないぞ。『村井さん』が入った、って、どこに入ったんだ?あ、Appleの日本法人の社長なのか、『村井さん』って?)」
と、ビエール・トンミー氏が、思いながらも、友人のエヴァンジェリスト氏の父親とAppleの日本法人とがどうしても結び付かないでいると、エヴァンジェリスト氏は更に謎な人物名をiMessageで送ってきた。
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「あ、間違えんさんなよ。『村木」さんじゃのうて、『村井』さんじゃけえ。でも、『村井秀安』くんじゃあないけえ」
「アンサン、ほんま面倒臭い奴っちゃな。でも、訊かへんで、『村井秀安』はんが誰か」
「あれ、アンタあ、『村井秀安』くんにも会うたことあった?『村井秀安』くんのこと知っとるけえ、誰か訊かんの?」
「知るかいな!」
「『村井秀安』くんは、演出家じゃないねえ。『蜷川幸雄』の右腕とも呼ばれとったんじゃなかったかのお。『蜷川幸雄』に仲人もしてもろうたんじゃなかったかのお」
「右腕でも左腕でも、どっちゃでもかめへん。仲人も、『蜷川幸雄』にしてもろうてももらわんでもかめへん」
「『村井秀安』くんは、お父さんが確か、お医者さんで、フランス人の友だちもおって、大学時代にそのフランス人の友だちが日本に来たんよ。で、そのフランス人、空手やっとる云うけえ、猪木が使う空手の手の形をワシがして見せたら、『そうようなん空手じゃない』いう失礼なこと云うたんよ」
「ほんまエエ加減にせえよ。アンサンが問題にしとる『村井さん』は、その『村井秀安』はんやないんやろ」
「おお、そうなんよ。アンタ、よう知っとるのお。そう、『村井さん』は、『村井秀安』さんじゃのうて、『村井勉』さんで、『村木勉」さんじゃないけえね」
「はああ?『村井勉』?『村木勉」?」
「アンタあ、何惚けとるん?『村木勉」先生のことは知っとるじゃろ。さっきは、アンタの方から『村木勉」先生の名前だしてきたんじゃないね、『藤原鎌足』のことで」
[参照:チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その24)]
「ああ、『カイジツ高校』のことは、知らんけど、アンタがいつも云うてたさかい、なんとのお、覚えとったんや、と云うたやろ」
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「(アイツ、本当にしつこい奴だ。ボクは、『広島皆実高校』のことは触れたくないんだ)」
と思いながらも、ビエール・トンミー氏は、車道から『広島皆実高校』の正門まで、グランド沿いに長く続く道を思い出していた。
(続く)
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