「(ボクは、本当に、アイツの『んぐっ!』という表現が嫌いなんだ。でも、アイツが決めつけてくることを否定するには、その『んぐっ!』を使わないといけない。それが、アイツの罠なんだ)」
と、ビエール・トンミー氏が、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏の罠に踠いていると、そのエヴァンジェリスト氏から、想像だにしなかった弾を撃ち込んで来るiMessageが届いた。
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「アンタあ、『吹雪』、『吹雪』云うて、誤魔化そうとしとるんじゃね」
「『吹雪』云うて来たんは、アンサンの方やで」
「ワシ、『吹雪』とは云うとらんけえ」
「はっ?!...まさか、『風吹』なんか??」
「ほうよねえ」
「ま、まさか、『大林宣彦』はんのその映画に、『風吹ジュン』が出てんのか?いや、出とるだけやのうて、『風吹ジュン』は出しとんのか、してんのか、その映画でも?」
「まあまあ、落ちつきんさいや。ワシ、『石田ひかり』が『ふぶく』、云うたじゃろうがいねえ。『はるか、ノスタルジィ』に出とるんは、『風吹ジュン』じゃのうて、『石田ひかり』で、『石田ひかり』が、『風吹ジュン』みたいに、アンタを『んぐっ!』させることをしとるらしいけえ、『風吹く』いうことじゃないねえ」
「あんなあ、アンサン、また態と、『ふぶく』とかなで書いて混乱させたんやな!」
「いや、打ち間違えた、いうか、入力変換ミスかもしれんけえ。でも、すまんかったのお」
「確信犯のくせに白々しいでえ」
「まあ、今度、テレビで『はるか、ノスタルジィ』が放映されることがあったら、この前、『BS12』で『蘇る金狼』で放送されることを知らせたげたように、ちゃんとアンタに知らせて、アンタが『お宝映像』を『DIGA』の中に保存できるようにしたげるけえ、許してえや」
「お、おお、そうか。そな仕方あらへんな。アンサンも反省しとるようやさかい、今度だけは許したるで。ただ、ちゃんと、その『石田ひかり』が『風吹く』映画が放送される時は、知らせるんやで」
「ああ、アンタの『風吹』研究に貢献せんとのお」
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「(『石田ひかり』が『風吹ジュン』になれているのかどうかは見てみないとわからないが…)」
と、思いながらも、ビエール・トンミー氏は、上目遣いに、『蘇る金狼』の中の『風吹ジュン』の顔が『石田ひかり』になるフェイク動画の妄想を始めていた。
(続く)
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