2023年12月18日月曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その340)

 


「(アイツ、態と『ベビモス』と云って、『東京物語』の話から、『モスバーガー』へ、更には、ハンバーガー・ショップのことに話を逸らせようとしているんだろうが、そうはさせんぞ)」


と、ビエール・トンミー氏は、自身の決意を、身を固くすることで示し、その勢いそのままのiMessageをアイツこと、友人のエヴァンジェリスト氏に送った。



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「アンサン、『ベビー用モスキートネット』のことを態と『ベビモス』云うて、話を『モスバーガー』なんかに持ってことしてんのやろけど、そうはいかんで」

「いや、そのつもりはないし、無理に話を持っていく、と云うか、本来の話に戻すとしたら、『モスバーガー』じゃのうて『マクドナルド』じゃけえ」

「本来の話に戻す?『マクドナルド』?そういえば、なんか…」

「アンタあ、もう本来の話が分らんようになっとるんじゃろうし、今は、アンタあ、『東京物語』のことをまさに語りたいんじゃろう。続けんさい」

「はああ!?なんか腹立つ云い方やな。でも、まあエエわ。ええか、『ベビーベッド用蚊帳』なんちゅうもんは、『東京物語』の時代のもんやあ思うてたけど、何や今でもあるんやな。でも不思議やで。現代は『家」に、虫なり蚊が入ってこんようにするのが当たり前やろに」



「虫、蚊はどうやっても入ってくるで。何しろ、ウチには、『虫娘』がおったくらいじゃけえ」

「ああ、同じ家ん中にいるのに、自分の部屋におる虫を退治させる為に、『てて親』(アンサンやな)宛にiMessageで、ただ『虫』と送る娘やな。そのiMessageを受けて、アンサン、ホイホイと『虫娘』の部屋に虫退治に行って、退治したら、『早く行け!』と云われてたんやな。けど、昔は、網戸なんかなかったけど、現代は窓には網戸がスタンダードやろ」

「アンタの『昔』がいつか分らんけど、翠町の実家には、家が建った1960年の時から、玄関と勝手口以外は、窓に全部、網戸があったんよ。それも今のように開け閉めできるんじゃのうて、一種のはめ殺しで、家の建て付けもようて、かなりぴっちりしとったけえ、虫や蚊は入って来んかったあ、思うんよ。じゃけど、今のウチは(マンションじゃ)、知らんうちに虫が入ってきて、天井のシーリングライトに寄って行ったりするんよ。じゃけえ、ダイソーとかキャンドゥで、『虫除け』を買うて、窓のところにぶら下げたりするんよ」

「おお、それや!」


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「(ああ、いや、『虫除け』のことじゃない。『虫除け』がなんかも知らないが)」


と、ビエール・トンミー氏は、自身の言を友人のエヴァンジェリスト氏がいつもの故意的な曲解ではなく、純粋な勘違いをするだろうと思い、誰が見ているわけでもないのに、首を左右に振った。


(続く)






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