2023年12月21日木曜日

チョコガム問題【非ハーバード流屁理屈論】(その343)

 


「(うーんっと…『ヘーシンク』は、柔道家だし….うーんっと…)」


と、ビエール・トンミー氏が、踏ん張っても、未だ脳から『マイナス・シーリング』が出ないでいると、友人のエヴァンジェリスト氏から、助け船のような、でも、どこかバカにしたようなiMessageが入った。



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「まあ、アンタあ、『マイナス・シーリング』が、ちゃんとした英語の『シーリング・ライト』とは違うて、英語としてはおかしいことを知っとるけえ、これも、『釈迦に説法』、『猿に木登り』、『河童に水練』『孔子に論語』、いやいや、『変態に「凶器」』じゃあ、思うたんじゃね

「ああ、そん通りや。『変態に「凶器」』は余計やけどな」

「『マイナス・シーリング』いうたら、予算を前年度の額より下げたんを上限とすることよねえ?これで間違うとらん?」

「おお、よう理解しとるやないか。それでエエで」

「でも、『マイナス・シーリング』いう表現は、和製英語なんじゃろ?」

「え?ああ、せや、せや。日本人は、すぐに妙な英語を作ってまうさかい、かなわんで。無理に英語にせんと、『減額予算上限』とでも云うたらええんや」

「ちゃんと英語で云うんじゃたっら、『マイナス・ベースト.バジェット』(minus-based budget)なんよねえ?」

「おお、そこまで知ってたんか!アンサン、フランス文学専攻やけど、さすが文學修士やで。大学院入試でも、ちゃんと英語の試験もあったんやろ?それに、会社に入ってからも、アメリカなんかとの提携先と英語で仕事やってたんやろ?」

「まあ、『シーリング』は、『天井』のことじゃけえ、それで上限いうことで使うたんじゃろうけど、『マイナス天井』いうんは、意味分らんよねえ。『プラス天井』じゃったら、『天井』の『井』の中に『ヽ』を『プラス』して『天丼』になるけえ、理解はできるんじゃけどのお」



「アっホンダラ!茶化すんやあらへんで」

「いや、すまん、すまん。真面目な話ばっかしやったら、詰まらんじゃろう思うたんよ。『マイナス・シーリング』はいかんけど、その点、『シーリング・ライト』は、『天井』(シーリング)のライトのことじゃけえ、真っ当な英語じゃねえ」

「おお、それや、それや!」


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「(アイツう、『プラス天井』で『天丼』なんて、茶化したんじゃなく、どうせ、Blogのくだらない挿絵作りの為だろう)」


と、ビエール・トンミー氏は、『マイナス・シーリング』便秘から脱し、冷静な知力を取り戻した。


(続く)






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