「(だけど、なんで『蓮舫』なんだ?あ…)」
と、ビエール・トンミー氏が、友人のエヴァンジェリスト氏が出してきた名前『蓮舫』の文字をあらためて見て気付いたそのことを、エヴァンジェリスト氏がiMessageで送ってきた。
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「そうなんよ。『蓮舫』の『舫』なんよ」
「ああ」
「ワシ、『蓮舫』に昔、会うたことあるんよ。『蓮舫』が、まだ青山学院大学の学生のまま、司会をしとったテレビ朝日の深夜番組『プレステージ』に、ワシがちょっと関係することがあって、『蓮舫』と打合せをしたんよ」
「ああ、そのことは聞いたことがあんなあ」
「若いけど、なかなか頭の回転がエエとは思うたんよ。今の政治家としての評価は知らんけど。でも、問題は名前なんよ。そう、なんで『蓮舫』いう名前なんか、なんよ」
「関心あらへん。でも、アンサン、無理矢理説明すんのやろ?」
「お祖母さんが、平和の象徴の『蓮』(はす)を繋いでいくように、いうような意味でつけてくれたらしいんよ」
「『蓮』は、仏教的にも極楽浄土を表すようやしな」
「要するに、ケツロンから云うとじゃねえ」
「なんや、全然、ケツロンから云うてへんやないか」
「『舫』いうんは、船なんかを繋いで協力し合う、いう意味があるんじゃあ思うんよ」
「最初からそう云うたらえんや。『ケツロンから云うとですねえ』ちゅうて、全然、『ケツロン』を云わへんかったんは、アンサンの元部下やろ、アンサン、それとおんなじやで」
「いや、ワシの場合は、最後になって、『ケツロンから云うとじゃねえ』云うとるけえ、ちょっと違うで」
「『ケツロン』、『ケツロン』云うんやったら、ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ云わせたろかい!」
「そりゃ、困るけえ。ワシ、浣腸も絶対嫌なくらいじゃけえ、アンタにケツの穴から手を入れられとうないんよ。じゃけえ、ちゃんと説明するけえ」
「ワテかて、アンサンのケツの穴に手ぇ突っ込みとうはないわ」
「要するに、ケツロンから云うと、『舫』にゃあ、協力し合う、いう意味があって、『舫』は、『モヤイ』とも『モアイ』とも云うけえ、新島の『モヤイ』も、沖縄の『モアイ』とおんなじような意味なんじゃあないんかあ思うんよ。、沖縄の『モアイ』は、云うたら『頼母子講』のことで、仲間、知り合い同士で助け合うようなもんじゃけえね。『頼母子講』は、本土の方ではもう殆どのうなったみたいじゃけど、沖縄にゃあ、まだ『モアイ』があって、沖縄の決算書には、今でも『模合掛け金』とか『送り模合』とか、『模合』(モアイ)の勘定科目があるくらいなんじゃと。『模合』は一種の資金調達手段じゃけえ」
「オモロもないこと、よう滔々と説明すんなあ」
「ああ、すまん、すまん。天下の『ハンカチ大学』商学部出身のアンタにゃあ、『模合』(モアイ)の勘定科目のこと、当たり前すぎる話じゃったよのお」
「ああ、せやねん」
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「(いや、沖縄の決算書のことなんか、大学で習うもんか)」
と思うビエール・トンミー氏の眼前には、『ハンカチ大学』の教室で、ボーっとしている自分の姿が浮かんでいた。
(続く)
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