「(いや、油断はできんぞ。アイツのことだ。『新島』で女性と『協力』してコトに及んだのか、とでも云ってくるかもしれんぞ)」
と、ビエール・トンミー氏が、警戒心から、一旦、落とした両肩を再び上げた時、アイツこと友人のエヴァンジェリスト氏から送られてきたiMessageに、自分がした油断は別の油断であることを知るのであった。
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「ああ、やっぱり『モヤイ』は『モアイ』じゃったんじゃあ!」
「はああ?」
「『モヤイ』は、『新島』の言葉、習慣で『協力すること』や『助け合うこと』を意味するんじゃろ?」
「ああ、せやで」
「正しゅうは、『モヤイ』、つまり、『モヤう』いうん言葉は、新島の言葉じゃのうて、標準語いうか普通にもある言葉らしいんじゃけどのお」
「あはん?また、デジタル・ハンターしたんやな。新島の言葉やろうとなかろうと、どうでもエエやないか。『モヤイ』は『モヤイ』なんや」
「『舫』なんよ」
「へ?」
「そう、<『へ』さき>のことを『舫』とも書くんじゃと。での、『舫』(へさき)に掛ける綱のことも『舫』云うようになって、そこから、船と船を綱で繋ぐことも意味するようになったみたいなんよ」
「ああ、そうでっか。アンサン、さすがのデジタル.ハンターでんなあ。よう調べとりはる。でも、『舫』がなんや、云うねん?」
「『舫』はのお、『モヤイ』または『モアイ』なんよ。辞書で調べてみんさい」
「え!?」
「『舫』は、、船と船を綱で繋ぐことで、繋がれて並んだ二艘の船いう意味もあるらしいんよ。『方』は、『ならべる』いう意味もあるんじゃそうじゃし、二艘一緒の方がエエ仕事ができるんじゃろう」
「アンサン、そうやってデジタル・ハンターになって、いろいろ調べてBlogに書いとるんか?ワテは、もうアンサンのBlog読んでへんさかい、よう知らへんけど」
「Blog?アンタあ、時々、よう分らんこと云うのお。まあ、エエけど、アンタ、『蓮舫』知っとるじゃろ?」
「ああ、あのオナゴやな」
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「(『2番じゃいけないんですか?』のあの女というか政治家は、まあ、好きではないが、汚いことばっかり好き放題したあの男というか政治家、いや、政治家やあらへん、ただのワルもんよりはマシだ。ふんっ!)」
と、ビエール・トンミー氏は、『あの男』のことを思い出し、今更ながら義憤に強く鼻息を吐いた。
(続く)
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